尾家産業2018年春季提案会 ビアガーデン向けメニューを提案

〈初の2フロアで展開〉
尾家産業は16日、マイドームおおさかで「魅せる」をテーマに「2018年春季提案会」を開催した。181社が出展し、目標を超える1192人が来場した。

これを皮切りに、日本各地14会場でも開催予定で、総来場者数は6700人を見込む。大阪会場では、初めて1階と2階の2フロアを使用して展開した。

尾家亮会長は開催のあいさつで、「販売競争は依然厳しい。特に食品関係は安売りの過当競争が続いている」としつつ、「本日はお客に来て良かったと思われるような提案会にしたい」と意気込んだ。

続いて尾家啓二社長は、「12月の単月売り上げが初めて100億円を超えた」と喜びを示した。また、昨年秋の提案会の成果について、「紹介した商品は12月末時点で売り上げが6億8000万円。その前の提案会より2億円増えている。メーカー各社の商品がお客のニーズに合っていたからだろう。今回の提案会でも、この記録を更新したい」とあいさつした。

特別企画では、ビアガーデン向けのアレンジメニューを提案する「Sun Beer(サンホームビアガーデン)」を展開。ブースでは、サラリーマン、シニアなど、ターゲットごとにメニューを提案した。「ビールに合う!彩り夏野菜とおつまみディップ」といった色鮮やかなメニューを紹介し、来場者の注目を集めた。

同社が注力するヘルスケアルート向けの「やさしいメニュー」コーナーでは、「アレンジで魅せる!Plus(プラス)メニュー」と題し、「エスニックカレーつけ麺」など、カロリーや価格面を考慮しつつ、野菜を多く摂れる工夫を凝らしたメニューを披露した。

このほか、PBコーナーでは新商品を中心に紹介。体験コーナーとしては、和風、洋風、中華風など様々な風味のお茶漬けの素を自由に作ることができる「MYお茶漬けの素を作ろう!」を実施した。

〈食品産業新聞 2018年1月25日付より〉