“牛角カルビ”刷新、価格据え置きでボリューム感アップ/「牛角」グランドメニュー改定
日本フードサービス協会が毎月発表する外食統計によると、「焼肉」は23カ月連続(10月時点)で既存店売上高の前年超えを達成するなど絶好調な市場。その一方、畜産原料が高騰している中、飲食店の多くは価格改定や容量変更による実質値上げで、コスト吸収への対応を図っているという。そのような中、牛角では引き続き手頃な価格でおいしい焼肉を食べて欲しいとの想いから、リニューアルで看板の「牛角カルビ」のグラム数を30g増量の120gに変更し、ボリューム感があり、かつジューシーで食べ応えのある満足度の高いメニューに仕上げた。
同業態のマーケティングを担当する安田悠平氏は、「牛角のブランドコンセプトは、安く・おいしく・たくさん食べて欲しい。牛肉価格が高騰する中、看板のカルビを刷新した。メニューミックスや企業努力により、価格を据え置いて、ボリューム感をアップさせた」と話す。「牛角カルビ」には30日間熟成した米国産牛肉を使用。11月21日から12月2日までの期間、390円の特別価格で提供するキャンペーンも実施中だ。また11月29日の「いい肉の日」には、全店で黒毛和牛が1円で食べられるキャンペーンも実施する。
新グランドメニューでは、和風出汁で黒毛和牛をさっぱりと食べる「黒毛和牛の焼きしゃぶ 極み出汁」(690円)を新たに導入。200年続く伝統製法で作られた極み醤油を使用した上品な和風出汁は、黒毛和牛のサシの甘みをより一層引き立てる。
また21時以降の2次会需要を狙った“そのまま食べられる肉おつまみ”として、馬肉を使ったカルパッチョ「うまっちょ」(890円)、タンとギアラを使った「ねぎ塩ホルモン刺し」(590円)も発売。
デザートでは食後のサービスとして提供中のほうじ茶との相性の良さを追求し、和スイーツとして「生スイートポテト」(290円)「あんチーズもなか」(同)も新たに導入した。
〈食品産業新聞 2018年11月26日付より〉