ドミノピザ 全ピザ対象に1枚から何枚でも“お持ち帰り半額”、「単身世帯も気軽に」
6月11日、代表取締役兼CEOのジョシュア・キリムニック氏、執行役員兼CMOのトッド・ライリー氏らがオンライン上で新戦略発表会を開いた。
新型コロナウイルスによる外出自粛期間を経て、デリバリー・テイクアウトの需要は増加したが、同社が実施した調査によると、「自粛期間中にピザの利用頻度が増加した」と回答した人を世帯別に見ると、複身世帯が50.2%であったことに対し、単身世帯は42.3%に留まった。1人や少人数でピザを食べる際の悩みや不満を調査したところ、「値段が高い」(63.4%)、「量が多い」(30.2%)という回答が多かった。
こうした需要や社会の変化を捉え、これまで家族や大人数で集まった際に喫食していたピザを、1人でも“普段食”として気軽に楽しめるよう、新サービス「お持ち帰り半額」を開始し、増加する単身世帯の利用を促す。単身世帯向けの取り組みとして、5月18日には業界初となる「デリバリー最低注文金額」の撤廃を実施した。
新サービス開始で、利用客増加による三密を回避するため、今後も入店の人数制限やテープで待つ位置を指定するなど、ソーシャルディスタンスを守る取り組みを継続するという。
ジョシュア・キリムニック代表兼CEOは、「新型コロナウイルスによる経済の変化を踏まえ、4月から6月に7,400人を採用し、人員を強化した。今後も利用客と従業員の安全を守るため、感染予防の取り組みを続けながら“PROJECT 3TEN”を推進し、作りたてのピザを持ち帰り3分、デリバリー10分で届けることを目指す」と語った。