台湾茶専門店「Sharetea」日本1号店、新宿マルイ本館にオープン、世界に500店舗以上、“台湾茶の新しい楽しみ方”を提案
Sharetea Japanは、スシロークリエイティブダイニングと聯發國際餐飲事業(本社=台湾台北市)との合弁会社。「Sharetea」は、台湾で1992年に創業した台湾茶専門店。アジア、アメリカ、ヨーロッパなど世界に500以上の店舗を展開。世界で年間1億杯以上を売り上げている。日本では2019年に回転寿司「スシロー」とのコラボで“日本初上陸”、スマホなどのライトで照らすことで優しく光る「光るゴールデンタピオカミルクティー」がSNSなどで話題になった。
今回、日本で展開する「Sharetea」は、「ちょっとの上質を、毎日の贅沢に。」をコンセプトに掲げ、本格的な台湾茶を“日常的に楽しめるドリンク”として提案する。
Sharetea Japan社長の小林哲氏は、台湾茶は日本において成長市場であり、他社との競合が避けられないとしている。その中で“台湾茶の新しい楽しみ方”の提案が必要と考え、差別化を図るために特にこだわったことがあるという。老若男女問わず楽しめるよう、他の台湾茶専門店と比べてシロップの甘さを控えめに設定したことと、持ち帰った後でも香りと味わいが楽しめるよう、抽出したお茶に最後にティーパックを加えていることだという。
専用のティープレッソマシーンを導入し、お茶の種類ごとに抽出方法を変えて提供する。抽出はすべて店内で行い、抽出した茶葉の利用は2時間以内とした。
一押し商品は、厳選した台湾茶葉を使ったストレートティー「四季ティー」(М350円、L400円、以下すべて税別)だ。透明感のあるさわやかな台湾茶で、ほのかな香りと優しい苦みが特徴。お茶の甘さは、無糖・標準・甘めの3段階から選べる。そのほか、フルーツティー3種と、「タピオカミルクティー」(M500円、L550円)を取り揃える。また、日本オリジナルメニューとして、ブラックティーを練り込んだ「紅茶ソフトクリーム」(カップ450円、コーン480円)も販売。
店舗や制服のデザインは、ファッションデザイナー・ブランドディレクターの平安座レナ氏が監修。平安座氏は「店舗は黄色を基調とし、リラックスできる空間に仕上げた。カップは老若男女問わず持ちやすいようシンプルなデザインに、制服は開放的で大胆な柄を起用した」という。
平安座氏デザインの制服、手に持っているのは主力商品「四季ティー」
小林氏は、「この日本1号店を皮切りに出店戦略を進め、ティー版のスターバックスを目指したい」と意気込む。将来的には、全国500店舗をめざす。
〈「Sharetea」店舗概要〉
◆所在地
新宿マルイ本館(東京都新宿区新宿3丁目30-13)1F
◆営業時間
9時~21時
新宿マルイ本館内「Sharetea」店舗外観