くら寿司「Go To Eatキャンペーン」参加、「鬼滅の刃」コラボは10月末まで、レジ前に「鬼滅の刃つまんでつなげてますこっと」

「鬼滅の刃」キャンペーンのぼりを掲げた「くら寿司」店舗
回転寿司チェーン「くら寿司」は10月19日から、「Go To Eatキャンペーン」に参加する。

「Go To Eatキャンペーン」は農林水産省が実施しているキャンペーンで、感染予防対策に取り組みむ飲食店と、食材を供給する農林漁業者を支援する目的で、登録飲食店で使えるプレミアム付食事券の発行や、オンライン飲食予約の利用によるポイント付与などを行う。

くら寿司の「Go To Eatキャンペーン」対象店舗は国内全店。くら寿司公式アプリから遷移できる、オンライン飲食予約サイト「EPARK」の専用ページで来店予約することで、次回以降の予約・来店時に、Go To Eatキャンペーン加盟店で利用できるEPARK専用Go To Eatポイントを付与するもの。ポイント付与数は食事の時間帯によって異なり、ランチ利用で500円、ディナー利用で1,000円分。

くら寿司が「Go To Eatキャンペーン」参加

くら寿司が「Go To Eatキャンペーン」参加

 
くら寿司ではコロナ禍における「新しい生活様式」のもと、利用客と従業員の安心・安全を守る取り組みを進めてきた。10月13日からは「くら寿司 池袋サンシャイン60通り店」で、店員を介さず、機器に触れることもなく操作可能なタッチレスの「セルフレジ」を先行導入するとともに、入店時の自動受付案内機もタッチレスに改修。10月16日には「くら寿司 なんば日本橋店」にも同様のシステムを導入した。
 
これらの新しいシステムと、すでに各店舗に導入している、皿の枚数を自動チェックする仕組みなどを合わせ、店員と対面せずに入店から退店まで完結できる「非接触型サービス」を、大手外食チェーンで初めて完成させた。11月17日には、これら「非接触型サービス」を標準装備したモデル店舗「スマートくらレストラン」1号店、「くら寿司 東村山店」をオープンする。また、今後、新規店舗はタッチレスの受付案内機・セルフレジを標準装備し、既存店舗でも順次改装を進めることで、2021年12月末までに全店導入する予定だ。
 
〈くら寿司「鬼滅の刃」キャンペーン開催期間は10月31日まで〉
くら寿司の各店では10月31日まで、アニメ「鬼滅の刃(きめつのやいば)」とのコラボキャンペーンを展開している。10月9日からはコラボメニュー「鬼滅の刃にぎり 三種盛り」「禰豆子のたっぷりベリーアイス」「乳酸菌ウォーター」のシート・カップのデザインを刷新。映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」公開と同日の10月16日からは、「鬼滅の刃」コラボプレゼント企画第5弾として、「鬼滅の刃」のキャラクター「冨岡義勇(とみおかぎゆう)×胡蝶しのぶ(こちょうしのぶ)」「錆兎(さびと)×真菰(まこも)」などを描いた「鬼滅の刃下敷き」4デザイン計40万枚の配布を開始した。
 
〈関連記事〉くら寿司「鬼滅の刃」プレゼント第5弾は下敷き、杏寿郎・義勇・胡蝶しのぶなど登場、4デザイン計40万人に
https://www.ssnp.co.jp/news/foodservice/2020/10/2020-1010-0524-15.html

「鬼滅の刃にぎり 三種盛り」「禰豆子のたっぷりベリーアイス」「乳酸菌ウォーター」のシート・カップ新デザイン

「鬼滅の刃にぎり 三種盛り」「禰豆子のたっぷりベリーアイス」「乳酸菌ウォーター」のシート・カップ新デザイン

くら寿司×鬼滅の刃 プレゼント第5弾「鬼滅の刃下敷き」4デザイン

くら寿司×鬼滅の刃 プレゼント第5弾「鬼滅の刃下敷き」4デザイン

 
さらに、キャンペーン期間中、「くら寿司」各店のレジ前では、バンダイの「鬼滅の刃つまんでつなげてますこっと」を販売している。サイズ約30mmの、指先でつまめるマスコットで、主人公の「竈門炭治郎(かまどたんじろう)」や妹の「竈門禰豆子(かまどねずこ)」、同僚剣士の「我妻善逸(あがつまぜんいつ)」「嘴平伊之助(はしびらいのすけ)」をはじめ、「冨岡義勇」や「胡蝶しのぶ」、「栗花落カナヲ(つゆりかなを)」たち“鬼殺隊”のメンバーをデザインしたもの。ボールチェーンまたはカニカン(カニ爪のような形の留め具)で連結できる仕様。1箱1個入りで全14種類、各税別300円。

くら寿司のレジ前で販売している「鬼滅の刃つまんでつなげてますこっと」

くら寿司のレジ前で販売している「鬼滅の刃つまんでつなげてますこっと」

 
キャンペーン中にくら寿司を訪れる「鬼滅の刃」ファンの多くは、コラボメニューや配布されるプレゼントを目的としているだろう。特にグループで店を訪れた際などは、なかなかレジ前には目が行きにくいと思うが、「鬼滅の刃つまんでつなげてますこっと」も、なかなかかわいらしいデザインなので、入店・退店の際には一度立ち止まり、チェックしてみてはいかがだろうか。
 
プレゼントの下敷きやコラボメニュー、そして「びっくらポン」景品として投入されている「鬼滅の刃」グッズは、予定数量がなくなり次第終了となる。特にプレゼントは、これまで配布してきた第1弾~第4弾「鬼滅の刃クリアファイル」について、「配布開始の数日後に行ったらもうなかった」といったSNS投稿も散見される。「鬼滅の刃下敷き」を入手したい場合は、キャンペーン終了間際では間に合わない可能性が高いので注意が必要だ。
 
なお、新型コロナウイルス感染症の拡大以降、くら寿司を含め多くの外食店にとっては厳しい事業環境が続いているが、くら寿司の2020年9月の既存店売上高は7か月ぶりに前年同月比100%を突破。「鬼滅の刃」コラボの奏功が大きな要因ではあるが、これまでに「鬼滅の刃」キャンペーンを展開してきた他の外食チェーンと比べても目立った結果を得たことについて、くら寿司の広報は食品産業新聞社の取材に、「感染症対策の徹底が周知できていたことから、今回のキャンペーンでも安心して来店していただけたのではないか」などと述べている。
 
今回の「Go To Eatキャンペーン」を機に、くら寿司の「新しい生活様式」への対応の認知がさらに進み、「鬼滅の刃」キャンペーン終了後も好調を維持できることを期待したい。