吉野家「黒毛和牛重」全国発売、国会議事堂内店舗の限定メニューを“解禁”、特別価格で
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吉野家の「黒毛和牛重」は、全国1183店舗(2021年7月末現在)のうち、国会議事堂内にある永田町一丁目店でのみ販売している希少なメニュー。吉野家はこれまで黒毛和牛を使った限定商品「牛重」を永田町一丁目店と羽田空港第3ターミナル店で販売してたが、コロナ禍の影響で空港利用者が減少したことに伴い、羽田空港第3ターミナル店は2021年春に「牛重」の販売を休止。その後、永田町一丁目店では「牛重」をブラッシュアップし、より和牛のうまみを堪能できる「黒毛和牛重」の提供を2021年5月に開始、現在に至るまで一店舗限定で提供している。今回の全国販売の価格は、永田一丁目店における通常販売価格の税別1389円より約100円リーズナブルな、税別1290円(いーにく円)とした。
「黒毛和牛重」は特製たれで焼き上げた黒毛和牛を大盛のご飯の上に盛り付けた黒いお重と、キムチ、みそ汁をセットにして提供する。
肉はA3以上のランクを含む黒毛和牛の肩ロースを4mmの厚さにスライス。注文ごとに生の肉に塩胡椒を振るいかけ、フライパンで特製たれと共にさっと両面を焼き付け、白髪ねぎをあしらい、大盛のご飯の上に盛り付ける。
特製たれは「黒毛和牛重」のために開発し、黒毛和牛の脂に合うしっかりとした味付けでありながら後味がスッキリするよう、生姜やにんにく、醤油などを配合した。「黒毛和牛重」ではさっと焼き色を付けたことで最大限引き出された和牛特有の至福の香りやうまみを堪能し、厚みがある肉だからこその食べ応えと満足感を味わえるという。
付け合わせのキムチは吉野家の工場自家製で、辛さ控えめで甘さとうま味が引き立っていることが特徴。
ご飯は「牛丼大盛」と同量。社内試食会黒毛和牛とキムチのうま味でご飯が足りないという意見が多かったことから、並盛の量から大盛にあらためたという。従業員への申し出があれば、ご飯少なめの希望にも対応する。
「牛重」は販売開始以降、限定販売を知った多くの顧客から「一部の店舗でも、数量限定でもいいので、牛重を食べたい」という多数の問い合わせや要望があったという。一方、吉野家によると新型コロナウイルス感染症拡大の影響から、国内の牛肉市場における生産と消費のバランスは適正でない状況が続き、牛肉を主軸に商品展開する同チェーンでは、「このような状況だからこそ、吉野家で和牛を皆さまに食べていただきたい。和牛の消費拡大に少しでも貢献したい」との思いから、「黒毛和牛重」を数量限定、特別価格で全国販売することを決めたという。
吉野家は「黒毛和牛重」について、「厚みのある黒毛和牛でご飯やキムチを巻いて食べてもよし、黒毛和牛の脂と特製たれがしみ込んだご飯とキムチを一緒に食べるもよし、思うままに食べ進めてください」などとしている。
なお、吉野家では9月30日まで、LINEからのテイクアウト予約で、全品5%割引キャンペーンを実施している。「黒毛和牛重」のLINE経由テイクアウト価格は税込1323円。