スシロー「すき焼き海鮮しゃり弁」発売、“むしろ冷めておいしい”すき焼き×寿司、一つ星「sio」鳥羽シェフと共同制作

スシロー「すき焼き海鮮しゃり弁」
株式会社あきんどスシローは11月10日、一つ星レストラン「sio」の鳥羽周作シェフと共同制作したテイクアウト限定商品「すき焼き海鮮しゃり弁」(税込1,100円)を、全国の「スシロー」とテイクアウト専門店「スシロー To Go」で発売した。2021年の販売は12月14日まで。2022年は1月4日から再販売する。

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〈「すき焼き海鮮しゃり弁」は“冷めておいしい”をポイントに開発〉
「すき焼き海鮮しゃり弁」は、鳥羽シェフ監修の甘じょっぱいすき焼きに、スシローのほどよい甘さのしゃりを合わせ、ほたて・きゅうり・甘いたまご・サーモン・醤油漬けいくら・かずのこ・エビを散りばめている。テイクアウト専用商品ということで“冷めておいしい”をポイントに、全体の味のバランスを調整。すき焼きに砂糖と醤油を使っているため、海鮮と一緒に食べることで醤油をかけずに楽しめる。すき焼きの肉に関しても、薄さや味など多くのパターンを試したという。

今回のコラボは、あきんどスシローの堀江陽代表取締役社長が「sio」で食事をした際に、オーナーシェフの鳥羽氏と意気投合したことがきっかけだという。鳥羽シェフが展開するすき焼きレストランで提供する「すき焼き弁当」で、肉の脂を調和するために酢飯を使っていることもあり、そこにスシローの海鮮を合体させた「すき焼き海鮮しゃり弁」が誕生した。

11月9日に開催した発表会で鳥羽シェフは、「最初から“むしろ冷めて食べておいしい”というところが最大限生きるように作りました」「すき焼きに酢飯を合わせた弁当を約1年やってきたノウハウと、スシローさんのしゃりと海鮮が合わさり、テイクアウトでこそ食べておいしい弁当」と話した。

一つ星レストラン「sio」オーナーシェフ鳥羽氏

一つ星レストラン「sio」オーナーシェフ鳥羽氏

あきんどスシローの堀江社長は、冷めておいしい寿司を作るという発想は、「これまであまり無かった」と話した。イートインで食べる寿司は人肌のしゃりで“とびきりおいしい”。しかし、テイクアウトではしゃりが冷たくなり味が落ちてしまう。「この悩みを鳥羽シェフに打ち明けた際、『もとから冷めてもおいしいお弁当をつくればいいんですよ』とおっしゃったのを聞いて、この方と何か一緒にやりたいと思いました」。
 
スシローのこれまでのテイクアウト事業は、イートイン商品やサービスを軸とする、いわば“イートインの延長線”という位置付けだった。コロナの感染状況がすこし落ち着いてきた今もテイクアウト需要は堅調で、この状況は今後も続くと見ている。利用客の需要と期待値の高まりを感じるなかで、テイクアウト商品もこれまでと同様ではなく、独自で進化していく必要があるのではと考えたという。

あきんどスシロー堀江社長・鳥羽シェフ

あきんどスシロー堀江社長・鳥羽シェフ

〈第2弾商品は「すき焼き海鮮おせちらし」〉
スシローでは鳥羽シェフとのコラボ第2弾商品として、「すき焼き海鮮おせちらし」(税込1,890円)も販売予定だ。数の子一本羽、ボイル本ずわい蟹、蒸しあわび、うになどの贅沢ネタを盛り付けた商品。予約開始は11月15日、販売期間は12月15日から2022年1月3日まで。

スシロー×鳥羽シェフ第2弾商品「すき焼き海鮮おせちらし」

スシロー×鳥羽シェフ第2弾商品「すき焼き海鮮おせちらし」