デニーズ レストラン業態初「コーヒー豆かすに特化したリサイクルループ」認定
セブン&アイ・フードシステムズは11月8日、同社が運営するデニーズで実施するコーヒー豆かすの食品循環スキームが、再生利用事業計画(食品リサイクルループ)として認定を受けたと発表した。コーヒー豆かすに特化した食品リサイクルループの認定はレストラン業態で初めて。
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10月24日付で、「食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律(食品リサイクル法)」の規定に基づき、再生利用事業計画(食品リサイクルループ)として、厚生労働大臣、農林水産大臣、環境大臣から認定を受けた。
コーヒー豆かすは、コーヒーの食数に比例して増え、削減できないという特性がある。そのためデニーズでは6年前からコーヒー豆かすの再資源化モデルについて研究を始め、2021年9から神奈川県内の店舗で排出されたコーヒー豆かすを回収し、それを飼料化して活用する取り組みを始めた。
この飼料は静岡県の牧場「リオグランデ宮島」で牛に給餌され、生産された生乳からできたホワイトソースを、デニーズのメニューに活用。こうして構築された食品循環スキームが、今回正式に国の「食品再生利用事業計画=食品リサイクルループ」として認定された。
なお、デニーズは、セブン&アイグループの「GREEN CHARENNGE2050」に則り、2050年までに食品ロスを2013年度比75%削減する目標を掲げている。店舗から排出される食品廃棄物については、調理工程の見直しや自動発注の導入など、さまざまな施策により、直近5年間で重量ベース20%以上を削減しているという。