スタバ“ティー”売り上げ 3年で2倍以上に、ラインナップ拡充、ティー専門店「スターバックス ティー&カフェ」は8店舗へ拡大

ティー専門店「スターバックス ティー&カフェ」と販売商品
ティー専門店「スターバックス ティー&カフェ」と販売商品

スターバックスコーヒージャパンは近年、紅茶などの“ティー”分野に注力している。「スターバックス」店舗で取り扱うティー商品のラインナップを増やし、2020年から展開しているティー専門店「スターバックス ティー&カフェ」は全国8店舗に拡大。直近3年間で、「ティー」の売り上げは2倍以上に増えたという。

【関連記事】スタバ“SAKURAシーズン”2023「ラズベリー&さくらアリュールティー フラペチーノ」発売、ライチジュース・ストロベリー果肉入り/スターバックスティー&カフェ

スターバックスジャパン商品本部の小室康明氏は、「もともと紅茶は家で飲むのが主流だったが、フルーツティー市場の伸長や、タピオカなどティーベースの飲み物の展開で、外出先で飲むという飲み方が広がっている」と話す。ほかにも、売り上げ拡大の背景には「心身のリフレッシュニーズの向上」「本格志向の高まり」「嗜好の多様化」といった利用客のニーズの変化があるという。

スターバックスは、アメリカで創業した1971年当時から紅茶の量り売りを行うなど、ティー商品をコーヒーに並ぶ主力メニューとして販売してきた。日本のスターバックスでも、抹茶やほうじ茶を使った日本独自の商品を販売してきたほか、2016年からは、アメリカ・韓国・フィリピン・台湾などで展開されてきたティーブランド「ティバーナ」の上陸によって、「ゆずシトラス&ティー」を皮切りにより多彩なティー商品を展開している。

【関連記事】スタバ「さくら咲くサクフラペチーノ」ストロベリーマカロンをトッピング、「さくらソイラテ」「さくらと抹茶のドーナツ」など桜ドリンク・桜スイーツ発売/スターバックス“SAKURAシーズン2023”

全国8店舗を展開するティー専門店「スターバックス ティー&カフェ」では、コーヒーの取り扱いは数種類のみで、通常店舗では販売していない独自のティー商品を中心に取りそろえる。フローズンドリンク“ティー フラペチーノ”「和三盆 抹茶 フラペチーノ」、フルーツの果肉を加えた「ストロベリー&パッション ティー」、ティーポッドで1杯ずつ抽出する“ブリュードティー”「シトラス ラベンダー セージ」など。季節ごとに期間限定メニューも展開しており、2月15日には「ラズベリー&さくらアリュール ティー フラペチーノ」などを発売した。

スターバックス ティー&カフェ「シトラス ラベンダー セージ」
スターバックス ティー&カフェ「シトラス ラベンダー セージ」
スターバックス「ラズベリー&さくらアリュール ティー フラペチーノ」
スターバックス「ラズベリー&さくらアリュール ティー フラペチーノ」

【関連記事】スタバの桜スイーツ2023 甘じょっぱい「さくらと抹茶のドーナツ」や桜デザイン缶入り「2種のボールクッキー」発売、さくらドーナツ・さくらシフォンケーキ再登場も/スターバックス

スターバックスジャパンの小室氏によると、コーヒーが飲めないことから通常店舗に行ったことがなく、「スターバックス ティー&カフェ」で初めてスターバックスに足を運ぶ利用客もいる。「ティーをきっかけに、幅広いお客様により多くのシーンで利用してもらえるよう、多様な生活スタイルに合わせて提案していく」。通常の「スターバックス」店舗でのティー商品のラインアップもさらに増やしていく予定だ。

〈「スターバックス ティー&カフェ」店舗一覧〉

◆六本木ヒルズ メトロハット/ハリウッドプラザ店
◆キラリナ京王吉祥寺店
◆LUCUA 2階店
◆富山マルート店
◆アミュプラザ博多2階店
◆グランフロント大阪北館1階店
◆恵比寿ガーデンプレイス センタープラザB1店
◆ららぽーと EXPOCITY1階店(大阪府吹田市)

ティー専門店「スターバックス ティー&カフェ」外観
ティー専門店「スターバックス ティー&カフェ」外観
媒体情報

食品産業新聞

時代をリードする食品の総合紙

食品産業新聞

食品・食料に関する事件、事故が発生するたびに、消費者の食品及び食品業界に対する安心・安全への関心が高っています。また、日本の人口減少が現実のものとなる一方、食品企業や食料制度のグローバル化は急ピッチで進んでいます。さらに環境問題は食料の生産、流通、加工、消費に密接に関連していくことでしょう。食品産業新聞ではこうした日々変化する食品業界の動きや、業界が直面する問題をタイムリーに取り上げ、詳細に報道するとともに、解説、提言を行っております。

創刊:
昭和26年(1951年)3月1日
発行:
昭和26年(1951年)3月1日
体裁:
ブランケット版 8~16ページ
主な読者:
食品メーカー、食品卸、食品量販店(スーパー、コンビニエンスストアなど)、商社、外食、行政機関など
発送:
東京、大阪の主要部は直配(当日朝配達)、その他地域は第3種郵便による配送
購読料:
3ヵ月=本体価格12,000円+税6ヵ月=本体価格23,000円+税1年=本体価格44,000円+税