焼肉きんぐ300店舗達成 ファミリー層から支持 都市部への出店も/物語コーポレーション
物語コーポレーションが展開する焼き肉食べ放題専門店「焼肉きんぐ」は、4月3日にオープンする保土ヶ谷星川店(神奈川県横浜市)をもって国内300店舗目を達成する。
【関連記事】「焼肉きんぐ」きんぐコース・58品コース値上げ、ランチコース・プレミアムコースは価格維持/2023年3月29日価格改定
「焼肉きんぐ」は、2007年に石川県野々市市(ののいちし)に1号店をオープンして以来、郊外のロードサイドに出店してきた。2015年に150店舗、2020年には250店舗を達成し、2022年からはコロナ禍の影響により都市部の駅前などの立地で空き物件が出始めたことから、「都市型店舗」の出店も進めている。
【関連記事】焼肉きんぐ 特急レーン実装「川崎駅東口店」オープン、2店目の“都市型店舗”で認知拡大へ
同社が3月23日に開催した春限定商品のメディア向け試食会で、焼肉事業部長の山口学氏は、「ファミリーで利用しやすいことが、焼肉きんぐの特徴であり強み」と話した。食べ放題コースは、幼児が無料、小学生は半額、60歳以上は500円引きになっている。
テーブルオーダー方式で、タッチパネルで注文し、すべてのメニューを従業員のほか、一部店舗では配膳ロボットや特急レーンでテーブルに届ける。
「一般的な食べ放題店では、飲み物などはセルフサービスというお店が多い。小さい子どもを連れていると、手がかかってしまって自分(保護者)が食事をする暇がないということも往々にして起きてしまう。それを防ぐ意味でも、すべての商品を席まで運ぶことにこだわっています」(山口氏)。
焼肉きんぐでは、“おせっかい”な接客を売りにした従業員「焼肉ポリス」の存在も大きな特徴だ。利用客に肉の焼き方やおすすめの食べ方を提案したり、実際に焼くのを手伝ったりもする。焼き肉は利用客が最終調理をするため、焼き方で味が大きく異なってしまう。最後まで調理に携わり、おいしく食べてもらいたいという思いから実施しているという。
なお、焼肉きんぐでは3月29日から、春季限定で「韓国フェア」を開催する。韓国屋台をイメージし、「とろ~りチーズチュクミ(イイダコの辛味噌炒め)」や、揚げ餃子「bibigo 揚げ王マンドウ」、「プルコギチャプチェ」などのメニューを発売する。
【関連記事】焼肉きんぐ初“公式ミニチュアコレクション”3月下旬発売、「きんぐカルビ」「厚切り牛タン」「ひとくち冷麺」などカプセルトイに