スタバ 冷たいドリンクのグラス提供1500店舗でスタート/スターバックスコーヒージャパン
スターバックスコーヒージャパンは3月27日から、国内1,792店舗のうち約1,500店舗で、店内利用時に冷たいドリンクを樹脂製グラスで提供する取り組みを開始した。
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スターバックスでは、これまでも温かいドリンクのマグカップでの提供やマイタンブラーの利用促進などを行ってきた。今回は新たに冷たいドリンクで樹脂製グラスの選択肢を加えることで、さらなる使い捨て資材の削減を図る。
これまでは店内利用時に、「フラペチーノ」はプラスチックのカップとフタ、「アイスコーヒー」などの冷たいドリンクは紙製カップで提供していた。なお、グラス提供の導入以降も、利用客の希望にあわせて従来の容器での提供は継続する。
樹脂製グラスは2種類のサイズで、ショートとトール、グランデとベンティの各サイズに対応する。グラスでの提供は2022年4月から東京・渋谷エリア、大阪、愛知、福岡などの106店舗で試験導入し、2023年2月に東京・丸の内、銀座エリア、京都、静岡の100店舗を追加した。今回の全国導入により、年間約100トンの廃棄物削減を見込む。
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スターバックスの担当者は、「無理に環境配慮をするのではなく、楽しみながら選択してもらえたら嬉しい」と話す。グラスは、これまでフラペチーノやキャラメルマキアートで提供していたプラスチックカップよりも透明度が高く、先行導入店舗では「より美味しそうに見える」「グラデーションがきれい」といった声が寄せらたという。
なお、スターバックスの廃棄物削減への取り組みでは、1店舗で1日約15キロ出る抽出後のコーヒー豆かすをたい肥や飼料へリサイクルする活動や、一部店舗でのカップの貸出しサービス「借りるカップ」、繰り返し使えるストロー「リユーザブルストロー」の販売などを行っている。
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