やきとり大吉“赤提灯”のイメージ刷新、東日本初「白い大吉」国分寺店オープン
ダイキチシステムは、「やきとり大吉」のリブランディング店舗“白い大吉”の出店を進めている。
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赤い提灯や看板で昔ながらの大衆居酒屋らしい“赤い大吉”から、白と木目を基調とした店舗デザインに変更し、ロゴも刷新した。メニューは約半数が“白い大吉”オリジナル商品となっている。4月6日には、“白い大吉”3店舗目で、東日本初出店となる「やきとり大吉 国分寺店」をオープンする。ダイキチシステムは、「やきとり大吉」の新規店舗は“白い大吉”を基本とし、2023年12月末までに全国20店舗以上の出店を目指している。
「やきとり大吉」は、直営店を1店舗も持たずに、全店FC(フランチャイズ)で全国515店舗(23年2月末現在)を展開している。10坪20席程度の小型店舗で、駅から離れた住宅街に出店していることが特徴。ダイキチシステム代表取締役社長の呉田弘之氏は、「他の飲食店に比べて常連客の割合が多く、6~7割を占めており、多い店舗では8割を超える」と話す。
今回のリブランディングは、2027年のダイキチシステム創業50周年に向けて取り組んでいるもので、これまでの「やきとり大吉」の良さは守りつつ、変化するニーズに合わせてより幅広い層の利用客獲得を目指すもの。店舗デザインはモダンで明るい雰囲気とし、ロゴは赤背景に大きく「やきとり大吉」と書いてあるものから、“四方八方に大吉あれ”という思いを込めたシンプルな八角形のデザインに変更した。
呉田社長によると、従来店舗は店内の様子が見えにくい造りとなっていたこともあり、「初めてのお客様からは入りにくいという声もあった」と話す。“白い大吉”では大きな窓を設置し、店内の様子がよく見えるようにしている。“白い大吉”1号店「やきとり大吉青木店」や2号店「やきとり大吉甲南山手店」(いずれも兵庫県神戸市)では、通常店舗は2~3割の女性客が、約5割まで増えたという。
メニューは、ファミリー層や若い世代も楽しめる構成とするため、従来店舗で定番の焼き鳥「かわ」「はさみ(ねぎま)」(各154円、以下税込)のほか、鶏や野菜を使った一品料理を強化し、新たにデザートカテゴリーを加えた。「味自慢!ささみカツ」(330円)、「こだわりレバームース」(495円)、「しっとりむね肉の大吉サラダ」(600円)、「濃厚カタラーナ」(385円)など。また「白湯らーめん」(600円)などの〆(しめ)メニューも取りそろえることで、コロナ禍以降増えた「一軒で完結したい」というニーズにこたえるという。客単価は、従来店舗の2500円~2700円から、“白い大吉”では3000円前後となっている。