一風堂 看板ラーメン8年ぶり一新、「白丸元味」「赤丸新味」「からか麺」の麺・かえしやチャーシューを変更、トッピングも幅広く
力の源ホールディングス(福岡市中央区)が運営する「一風堂」は10月16日から順次、8年ぶりに看板ラーメンのリニューアルを実施する。
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リニューアル対象のラーメンは「白丸元味(しろまるもとあじ)」「赤丸新味(あかまるしんあじ)」「からか麺」。3種類とも、まろやかなスープの美味しさはそのままに、麺と“かえし(スープで割る味付けのタレ)”、チャーシューなどを各ラーメンの個性にマッチするものにブラッシュアップする。従来品との入れ替えは全国の店舗を5班に分けて展開し、2024年1月16日までに完了予定。
なめらかなとんこつスープをシンプルに味わえる「白丸元味」には、従来よりも少し太く、さくっと歯切れの良い細麺(切刃22番)を採用。塩こうじと低温調理で仕上げた柔らかいロースチャーシューで、優しい味わいをまとめる。
「赤丸新味」には、深みのあるとんこつスープと相性の良い、小麦が香る風味豊かな麺(切刃20番)を使用。ガーリックを効かせた香油、特製の辛味噌をスープに溶かしながら、「最後の一滴までスープの深みを楽しめる」という。とろりとした厚切りチャーシューで、さらに満足感アップを図る。
「からか麺」には、麻辣とスパイスが香る、専用の旨から肉味噌を合わせる。麺は「赤丸新味」と同じ麺を採用。トッピングの水菜や白ネギで、食感の変化を演出する。辛さは今までどおり、好みで「普通」「特辛」から選べる。
トッピングはシンプルなものからボリューム満点なものまで選択肢を増やし、その日の気分やお腹の減り具合、予算に合わせて選べるようにする。
新登場の“シンプル”トッピングは、「白丸元味」「赤丸新味」を対象とする。チャーシュー1枚とネギ、ごまなどをのせた、最もお手頃価格な選択肢。通常トッピングよりもボリュームは控えめ。見た目も美しい「極(きわみ)」トッピングに加え、玉子、のり、チャーシューを増した「バリ盛(もり)」トッピングも新たに選べるようにする。
幅広いトッピングの例として、「白丸元味」の場合は以下の通り(一部店舗では価格が異なる。また、店舗によりメニュー構成が異なる)。
“シンプル”税込790円で、ロースチャーシュー1枚、ねぎ、ゴマ。
“通常”税込850円で、ロースチャーシュー2枚、ねぎ、きくらげ。
“極”税込1290円で、半熟塩玉子1/2個、のり2枚、ロースチャーシュー2枚、厚切りバラチャーシュー1枚。
“バリ盛”税込1490円で、半熟塩玉子1個、のり5枚、ロースチャーシュー4枚、厚切りバラチャーシュー1枚。
商品リニューアルに伴い、「赤丸新味」「からか麺」などのラーメンの販売価格や、各店のメニュー構成も順次変更する。
「赤丸新味」(通常トッピング)は従来の税込950円から新価格・税込980円に値上げ。「からか麺」(通常トッピング)は従来の税込990円から、新価格・税込1050円に値上げする。各ラーメンの価格は一部店舗で異なる。また、チャーシューなど使用する食材を変更するため、店舗限定ラーメンやトッピング増しのラーメンでも、一部価格を変更する。
なお、一風堂は1985年に福岡の大名で創業し、現在世界15カ国・地域に展開するラーメンのグローバルブランド。臭みが無くなめらかな豚骨スープと、歯切れの良い細麺の豚骨ラーメンで人気を得て、国内に129店舗を展開している(2023年6月末時点)。
2023年10月16日は「一風堂」創業38周年の創業日にあたり、看板ラーメンのリニューアルは創業祭企画のひとつとして実施する。