コロワイド、避難所での温かい食事の「炊き出し」提供開始、1月9日10日に「町立志賀小学校」で2200食、ミールキットとガスボンベ、カイロや飲料水なども運搬、今後も上限を設けず「食事の提供を継続する」考え
コロワイドは1月9日から、「令和6年能登半島地震」の避難所での温かい食事の提供をはじめとする「炊き出し」を開始した。
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地震発生直後から各被災自治体や関係方面との調整を行ってきたという。石川県志賀町の避難所として指定されている「町立志賀小学校」では、10日までの2日間にわたり、昼450食、夜650食、1日1100食、合計2200食の提供を行い、同所に避難している約100人をはじめ地域住民まで幅広く食事を提供した。
1月11日から1月15日までの5日間は、石川県七尾市の避難所として指定されている「矢田郷地区コミュニティセンター」で、昼、夜ともに各1000食、1日2000食を提供する。
石川県七尾市内での地域拡大・期間延長のほか、輪島市や珠洲市等の特に被害の大きかった自治体による受け入れ態勢が整い次第、上限を設けることなく、「食事の提供を継続していく考え」だという。
〈食事はセントラルキッチンから、ガスボンベや飲料水、使い捨てカイロなども運搬〉
提供する食事は、被災地の復旧作業の妨げにならないよう、グループのセントラルキッチン(滋賀県長浜市)でミールキット等を製造し、金沢市郊外のグループ店舗に集約したガスボンベ、飲料水(ペットボトル)、使い捨てカイロなどと共に運搬の上、調理しているもの。
また、提供メニューは、牛丼、豚丼、カレー、豚汁など、温かく食べやすいものをメインとしながら、「塩分控えめ、高たんぱく、やわらかめ」といった、いわゆるシニア施設向け一般食(≒ヘルスケア食)も用意している。
同社は、「今後も被災自治体や避難者、近隣住民の方々のご要望を伺いながら、新規メニューも整えていきたいと考えております」としている。