「大阪王将」新モデル店舗を東京・神保町にオープン/イートアンドホールディングス

「大阪王将」新モデル店舗
「大阪王将」新モデル店舗

イートアンドホールディングスは10月24日、「大阪王将」創業55周年を記念した新モデル店舗を東京・神保町にオープンした。川崎・鷺沼の店舗に次ぐ2店舗目で、ランチからディナーまで幅広く利用される店舗を目指した。女性からも支持されるようなアルコールメニューも導入し、幅広い利用者の獲得を目指す。

新モデル店舗はこれまでの男性メインの利用だけでなく、女性からの利用をより増やせるようにした。茶色い料理だけでなく、通常店舗よりも野菜の彩りを取り入れたメニューを提供しているほか、シェアしやすいハーフサイズのメニューも充実させている。「野菜を食べたい」「いろんなメニューを少しずつ食べたい」という声に応えた形だ。

平日ランチタイム限定メニューとして、食事とドリンク、サラダのセットメニューを販売しているほか、ディナータイムでも利用しやすいようハーフサイズの料理やアルコールメニューも充実させている。

店舗の入口は壁一面ガラス貼りで、外から中が分かるようにしている。また、座席は幅広のクッションシートにして、ゆっくりとお食事を楽しめるようにしたほか、Wi-Fiやコンセント席も用意している。

スタッフユニフォームも大衆中華のような黒色を基調とした恰好ではなく、デニム素材の使用や、さわやか色合いのシャツの着用など、明るい世界観を作り出せるようにしている。

さらに、店舗のDX化を進めるべく、熟練職人の鍋さばきを、様々な角度から研究し、彼らと変わらないクオリティを安定して提供できるように、加熱温度、加熱時間、鍋の回転スピード、回転方向まで細かく調整して完全コピー化した「I-Robo2」を導入した。また、調理場の床の自動洗浄機能を導入したほか、来店者は各テーブルから注文をタブレットやQRコードから行える。

同社の担当者によると、新型店舗で来店客数や単価は既存店よりも高い水準で推移しているという。特に、これまで取り込めていなかった若い女性の来店も増え、「今までは静かに早く食べて帰ることが多かったのだが、くつろぎながら食事を楽しまれる方の姿も見られるようになった」という。

12月には、東京・稲荷町などで新型店舗の出店を予定している。

〈冷食日報2024年10月23日付〉

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