大阪・関西万博「ラウンジ&ダイニング」出店、コカ・コーラとロイヤルHDが協働、世界の食文化を提供

コカ・コーラボトラーズジャパンとロイヤルホールディングスは、4月13日から開催される2025年大阪・関西万博に出店する。出店は、EXPO会場内の「ラウンジ&ダイニング」。「さわやかな風のダイニング」をコンセプトにした高さ9mの開放的な空間で、世界の食文化とおもてなしを、大阪湾を一望しながら食事が楽しめる。この施設は、4月7日にメディア向けの内覧・試食会を実施した。
コカ・コーラボトラーズジャパン社ビジネスデベロップメント統括本部の藤原義樹本部長は、「当社とロイヤルホールディングスは、互いに55年前の万博での成功体験を持っている。今回の協業では、互いの強みを生かして相乗効果を生むことで、来場者に最高の食体験を提供したい」と語った。

店内には、関西の厳選食材を活かした地産地消の料理や、世界各国の料理がビュッフェ形式で楽しめる「ダイニングエリア」、寿司と鉄板焼きの「カウンターエリア」、個室利用が可能な「レセプションルーム」が設置され、万博来場者の多様なニーズに応えていく。

店内の案内のピクトグラムには、コカ・コーラの瓶のシルエットを採用したり、同じく瓶をアップサイクルしたランタンを設置するなど、店内のいたるところにコカ・コーラのタッチポイントが散りばめられている。
ロイヤルホールディングスの佐々木徳久専務は、「こだわりの料理を自分のタイミングで食べられる食の基本的な価値を提供するとともに、万博来場者の心に思い出としてずっと残るような場所になればと思う」と話した。
また、同店はサステナビリティへの取り組みとして、国産ジビエや未利用魚、大豆ミートなど、サステナビリティに配慮した食材を活用したメニューを提供するほか、プラスチックごみを出さないおしぼり供給機「SAWANNA」を採用している。

さらに、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)推進の視点から、自宅から遠隔操作し接客業が出来る分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」や、乳幼児や障がいのある子どもを含め、あらゆる子どもが利用可能なキッズチェア「IKOUポータブルチェア」も導入している。