トーホーグループ総合展示商談会・東京会場に1,000人来場、外食店の課題解決に繋がる提案型商品・メニューを紹介

トーホーグループは24日、東京・後楽園の東京ドームシティプリズムホールで「2018トーホーグループ総合展示商談会(東京会場)」を開催し、得意先の外食企業関係者ら、約1,000人が来場した。全国6会場で開催する総合展示商談会の皮切りとなるもの。今回の出展メーカー数は99社、案内商品数は5,414アイテムで、トーホーグループからも、展示商談会を主催するトーホーフードサービス、運営するトーホーはじめ15社が参加した。同日、同所でトーホーの古賀裕之社長らが出席し、記者説明会も開催された。今回の総合展示商談会のテーマは「こだわり食材の価値発信!~お店の課題を解決する提案型高スペック商品のご案内~」とした。「現在の外食企業の課題・問題を解決するための商品と情報のご提案を集めた」「人手不足の中、調理時間短縮につながる商品を提案し、時間・人手・手間をかけずにおいしさはそのまま、またはよりおいしいというメニュー訴求に力を入れた」(トーホー・大岡充マーケティング本部MD部シニアマネージャー)という。トーホーグループとしては9つのオリジナルテーマコーナーを展開した。主なコーナー内容は次の通り。

【朝食コーナー THE 朝食】充実した朝食を提供するための食材・機材の提案をテーマに展開。インバウンド、五輪等で首都圏のホテル市場は今後もまだまだ拡大しそうなことから、ホテル業態への提案を強化。少ない人手、短い調理時間でも差別化ができる朝食商材を提案した。ドレッシングにカレー粉やジュースなどフレーバーを掛け合わせ、サラダのバリエーションを増やす提案、各メーカーのスクランブルエッグ商品を一堂に集め、さまざまなタイプから来場者の求めるものを見つけてもらう提案など。機材では、青汁サーバー、味噌サーバー、シリアルサーバーなどを紹介。

【洋食コーナー All Day Dining~オールデイダイニング】汎用性のある食材を使用し、シーンに合わせたメニューの提案がテーマ。EAST BEE ブランドの冷凍チキンブイヨン、コンソメや、冷凍フォンドヴォーを使い、手間を省きながらも本格的な味わいを追求したメインメニュー(=写真)、同社輸入ワインなどシーンに合った飲料提案等、魅せ方・組み合わせ方、提供方法を踏まえたメニューを提案した。

【デザートコーナー SweetsMarche スイーツマルシェ】商品の組み合わせによる利便性、汎用性の高いオリジナルメニューを提案。「ボタニカルスイーツ」「ハイブリッドスイーツ」「和スイーツ」「チョコレート」などをテーマに、課題解決から繁盛につながるスイーツ、オリジナルメニューを提案した。

【素材(農水畜コーナー)】Next Table~次の一手~をテーマに、“持続可能性”“健康価値”“時短”をキーワードとする農産・水産・畜産の素材商品を中心に提案。農産では、カット野菜や自然解凍の冷凍野菜を中心に、天候や天災の影響が少なく安定供給可能で、時短にもつながる素材商品やメニューを提案。

水産では、持続的供給が可能な国内養殖魚や、時短に繋がるオマールエビ加工品、切身など提案。不漁で価格が高騰するイクラでは、原料魚種・加工度・容量などから必要なものを選んでオーダーできる提案も。

畜産では、健康志向の次世代食材として、オメガ3脂肪酸を含む亜麻仁を含む飼料を与えた牛肉・鶏肉(ニチレイフレッシュ)など提案した。

【グロサリー EAST BEE コーナー】同社PBであるEAST BEE ブランドの新商品11品・リニューアル品15品など、既存品を含め53品を紹介。リニューアルした冷凍うどん・そば・中華麺では、NBも一緒に紹介し、来場者が求める品質・スペックを選べるように提案した。

酒類ではトーホー独自輸入品を中心とした厳選イタリアワイン、国分グループ本社によるクラフトコーナーなど展開していた。

【コーヒーコーナー toho coffee】昨年22年ぶりに自社の業務用コーヒーを全面リニューアルしたこともあり、コーヒーメーカーとしてのトーホーをアピールし、29アイテムを紹介。差別化に繋がるエスプレッソ、有機、カフェインレスや、集客に繋げるネル抽出、コールドブリュー、人手不足解決に繋がる計量器付きミルなどの機器なども提案した。

〈冷食日報 2018年1月25日付より〉