前日の買い物でも間に合う「運動会のお弁当」を紹介、冷食やウインナー活用で手軽に
〈手間削減の主役、冷凍食品を活用で時短調理〉
お弁当を作る際、手間削減に大きくつながるのが冷凍食品。カテゴリーの幅が広く、米などの主食・主菜・副菜からデザートまで、すべて冷凍食品で揃えることも可能です。
特に、家族みんなで食べる運動会のお弁当でおすすめしたいのが、簡単に食べられる具だくさんおにぎり。味の素冷凍食品の「おにぎり丸」は、栄養バランスを考えて肉と野菜などが入ったおかずを“おにぎりの具”にした商品で、凍ったままごはんで包んで握ると具だくさんおにぎりができます。すき焼き、カレー、ビビンバなど8種類のメニューを展開しています。
味の素冷凍食品「おにぎり丸」
これだけでも満足できそうですが、おかずにから揚げを持っていけばスタミナ満点。レンジ調理だけで作れるので簡単です。ニチレイフーズ「特から」は、1粒の重さが従来品比18%増の32gと大粒で、415gの大容量も特長。
この容量は、実はち密に計算されたもの。同社の消費者調査で、食卓では1人1回あたり平均5.2個食べることがわかったことから、5.2個を基準に、1世帯当たりの平均家族数(2.49人)と32g(1個あたり)を掛け合わせて、415gにしたそうです。なお、お弁当では平均2.7個と食卓の半分だったことも判明。運動会のお弁当なら、おじいちゃんやおばあちゃんが応援に来ても、充分足りる量となっています。
ニチレイフーズ「特から」
〈いつもと違ったフレーバーのウインナーで差別化〉
また、運動会のお弁当に欠かせないおかずとして根強い人気なのがウインナー。キャラ弁の流行やインスタ映えを意識して、カットの仕方や盛り付け方など工夫をしている人も多いはず。見た目にはこだわって時間をかけても、味はついつい単調になりがち…。そんな時にオススメなのがフレーバータイプのウインナー。各社、主力の定番ウインナーに加え、工夫を凝らしたウインナーを展開しています。
日本ハムでは8月から、ロングセラーとなっている骨付フライドチキン「チキチキボーン」の味を再現した「チキチキボーン味ウインナー」を発売。また、米久では「チョリソー」を始め、「ガーリックソーセージ」、「チーズソーセージ」、「ピザソーセージ」を展開し、8月からはコーンポタージュの味わいを再現した「コンポタソーセージ」を発売しています。
さっと焼くだけ、ゆでるだけで、味付けいらず。数種類を詰めて、家族や友達とシェアしながら、食べ比べてみるのもおすすめ。運動会など特別な日のお弁当に、いつもと一味違った味わいを楽しめます。
日本ハム「チキチキボーン味ウインナー」、米久「コンポタソーセージ」
〈牛乳・乳製品でカルシウムをチャージ〉
運動会といえば、我が子の走る姿を見て成長を感じる親も多いでしょう。骨太で丈夫な体作りに欠かせないカルシウム補給源として非常に優れた食品=牛乳。学校給食で毎日飲む子ども多く、運動会の時も飲みたいという思いを叶えるのが、常温保存可能な牛乳です。
乳業大手の明治、森永乳業、雪印メグミルクは、無菌状態で超高温瞬間殺菌した常温保存可能なロングライフ牛乳を、200ml・100円程度で販売しています。賞味期限が長いため、災害の備蓄用などに使われることが多いですが、少子化や家族構成の変化で飲みきり・小容量ニーズが高まる中、最近は冷蔵牛乳が主体のスーパーの売場でも置かれるケースが増えてきました。
骨太な成長を願う運動会、競技の合間のお弁当タイムに、応援の意味も込めて1本手渡し、“カルシウムチャージ”はどうでしょう。午後の徒競走や終盤のリレー、また親が参加の競技に向けて、気合を入れる意味でも1本ゴクリ。常温保存可能な乳製品としてはこのほか、筒型容器入りの粉チーズもあり、から揚げや卵焼きなどに振りかけて、ここでも元気に“カルシウムチャージ”!
〈近所のスーパーにもヒントあり〉
スーパーマーケットでも、運動会のお弁当作りを応援する取り組みがあります。首都圏の大手食品スーパーの「サミット」(本社:東京都杉並区)は、5年前から運動会のおすすめレシピを紹介するリーフレットを春と秋の2回、約2週間限定で全店の店頭で配布しています。
サミット店頭で配布しているリーフレット
今回のテーマは、“かんたん!おいしい!運動会をゆるデコ弁で応援!”としており、女の子向けの「ミニサンド弁当」や、男の子向けにの「かわりおむすび弁当」などを提案。同社担当者は、「最近は、見た目も重視されているお客様が多いので、見せ方を工夫したメニューを紹介しました。お弁当を作るお母さんやお父さんの参考になれば」としています。
手間なく簡単に、でも愛情を込めた運動会のお弁当作りの参考にしてみては。