冷凍果実輸入量 2018年11月は1.4%減、9カ月ぶり前年下回る 無加糖ストロベリー伸長、マンゴー大幅減、パインは東南アジア総崩れ
無加糖ベリーは26.4%増と3カ月ぶりのプラス、前年大幅減の反動も影響した。トップシェアのカナダが25.4%増と再びプラスに転じた。2位の米国は前年6割減の反動で14.1%増と若干回復し3カ月ぶりのプラスとなった。平均単価は343.3円で1.3%安に転じた。
無加糖ストロベリーは45.1%の大幅増。2カ月連続にプラスとなった。トップシェアの中国が9.9%減と2カ月ぶりマイナスとなったが、チリが9.6倍増と伸長、ポーランドも5倍増の130tとなった。平均単価は275.6円で前年比11.1%高。
加糖ストロベリーは14.5%減と2カ月ぶりのマイナス。トップシェアの中国が6.9%増と8カ月ぶりのプラスとなったが、米国が62.1%減とマイナスに転じた。チリなど南米やタイは当月も実績がなかった。平均単価は282.3円で前年比11.2%安と一転下落した。
無加糖パパイヤ・マンゴーは19.4%減と7カ月ぶりのマイナスとなった。トップシェアのペルーが9.2%増と7カ月ぶりのマイナスとなった。タイも35.2%減と4カ月ぶりのマイナス。ベトナムは4倍増と前年8割以上減少した反動があり2カ月連続のプラスとなった。平均単価は506.6円で13.4%高と高値。
無加糖ラズベリーは14.5%増と3カ月ぶりのプラス。セルビアは40%増と2カ月連続伸長、トップシェアのチリが前年減の反動もあり27.9%増。平均単価は462.6円で13.3%安と下落に転じた。
無加糖パイナップルは70.7%減と大幅減に転じた。フィリピン、インドネシアは当月実績がなく、タイは8割減など東南アジアが総崩れとなったため。
〈冷食日報 2019年1月8日付より〉