日本水産、食卓向けに新しい冷凍中華「レンジでつくる 回鍋肉」など3品
日本水産は29日、2019年春・夏の新商品を発表した。冷凍食品売り場向け商品では食卓向けのおかずとして、野菜とソースを組み合わせた新しいレンジ調理中華惣菜を提案する。女性向けに健康素材を使ったおにぎりも新提案する。業務用食品ではMSC 認証を取得している上質なホキを使用したフライや業務提携している鯖やの監修による商品を品ぞろえした。
当季は冷凍食品売り場向け商品で新商品12品、リニューアル品12品を、業務用商品で新商品17品、リニューアル品3品を発売する。そのほか常温食品売り場向け商品は新商品3品、フィッシュソーセージ売り場商品が新商品3品、日配売り場向けが新商品5品、水産品が新商品12品、リニューアル品3品。合計で新商品52品、リニューアル品18品となった。冷凍食品売り場向け商品は3月1日全国発売、業務用食品は2月1日~4月1日にかけて発売。「尖りと差別化で、食シーンを豊かにする食卓応援団」をコンセプトに「多様なライフスタイルへの対応」「健康訴求への対応」「減少する魚食への対応」――をポイントとして新たな切り口で新たな価値と市場の創造を目指す。多様なライフスタイルへの対応として、簡便な食事の需要にこたえる商品をそろえた。冷凍食品売り場向けには食卓向けの中華惣菜として「今日のおかず レンジでつくる 回鍋肉」「同 青椒肉絲」「同 麻婆茄子」――の3品を発売する。
「今日のおかず レンジでつくる 回鍋肉」(200g)はしっかりとした野菜の食感が楽しめる回鍋肉。甜面醤と四川風豆板醤をきかせ本格中華の味わいに仕上げた。キャベツ・ピーマンの入った野菜のトレーと、豚肉の入った具入りソースのトレーが二重になっている。凍ったまま、野菜が入ったトレーに具入りソースをのせて、電子レンジであたためるだけで出来上がる。生産工場はハチカン(青森)。他の2品も同様に野菜とソースの2重トレー仕様となっている。
健康訴求への対応として、冷凍食品売り場向けには食物繊維の多いもち麦など健康食材を使用したおにぎりを提案する。「梅ひじきおにぎり」「枝豆こんぶおにぎり」の2品をそろえた。女性の朝食におすすめ。
「梅ひじきおにぎり」(8個400g)はもち麦と雑穀米入りのごはんに、梅とひじきを合わせたおにぎり。米は北海道産の利尻昆布のだしで炊き込んだ。1個(50g)当たり食物繊維1.4g 入り。「枝豆こんぶおにぎり」(同)はもち麦入りのごはんに、枝豆とこんぶを合わせたおにぎり。1個(50g)当たり食物繊維1.5g 入り。
〈魚食振興 上質原料、自然解凍品〉
減少する魚食への対応として、業務用食品で「MSC 笹形白身魚フライNZ60」「鯖や監修 さば竜田揚げ」を、水産品で「鯖や監修 さばのみりん漬け・さばの西京漬け」「盛りつけ上手骨とり さばみりん干し(焼成済み)」「同 骨とり さわら西京焼き」を発売する。
「鯖や監修 さばの西京漬け」
「MSC 笹形白身魚フライNZ60」(10枚600g×10×2)は漁獲後に船上で凍結したホキを使用した、身質に繊維感がある白身魚フライ。海のエコラベルであるMSC の認証を取得しているニュージーランドの漁業で漁獲されたホキを使用している。産業給食・量販店水産売場向け。
「MSC 笹形白身魚フライNZ60」
「鯖や監修 さば竜田揚げ」( 40枚1,200g×5×2)はとろさば料理専門店「SABAR(サバー)」を展開している、鯖や監修の商品。脂のりの良いノルウェー産のさばを竜田揚げにした。量販店惣菜売場・外食向け商品。
「鯖や監修 さば竜田揚げ」
水産品としても量販店チルド水産売場向け商品(フローズンチルド)として鯖や監修の漬け魚を新発売する。
水産品の「盛りつけ上手 骨とり さばみりん干し(焼成済み)」(200g[10切]×20×2)、「同 骨とり さわら西京焼き」(250g[5切]×20×2)は凍ったまま盛り付けて自然解凍で食べられる。外食・産業給食・弁当向け冷凍食品。前者はバイキングにも適する。
〈冷食日報 2019年1月30日付〉