〈スーパー・生協12社 19年春の冷食新商品採用動向〉導入率首位に定番化が見込まれる4商品が並ぶ/冷食日報アンケート
導入社数が最も多かったのは、12社中11社が導入するとした4商品▽テーブルマーク・讃岐麺一番 肉ぶっかけうどん▽ニチレイフーズ・手羽から▽日本水産・梅ひじきおにぎり▽同・枝豆こんぶおにぎり――が同率で並んだ。
「讃岐麺一番 肉ぶっかけうどん」は、トレー入りでレンジ調理可能な個食の大盛りタイプの商品で、簡便性が高い。
「手羽から」は近年市場が拡大した鶏から揚げの新機軸で、おつまみとしても需要が見込める商品。
「梅ひじきおにぎり」「枝豆こんぶおにぎり」は食物繊維が多いもち麦・雑穀と健康を意識した素材を使ったおにぎりで、女性の朝食シーン開拓などを目指す。
4商品とも特長がありながら定番化が見込まれる普遍性も持ち、採用が進んだものとみられる。
次いで、5位にニチレイフーズ・今川焼(濃厚クリームチーズ)、6位に味の素冷凍食品・五目炒飯、同率7位に4商品▽テーブルマーク・ハムエッグ風▽日本水産・今日のおかずレンジでつくる 青椒肉絲▽同・今日のおかずレンジでつくる 麻婆茄子▽マルハニチロ・おいしいおかず 肉ガブッと!国産牛メンチ――と続く。
上位10商品のカテゴリーは、麺類1品、調理品(食卓品)4品、米飯3品、スナック1品、弁当品1品と比較的分散しており、上位40品までを見ても、調理品(食卓品)が多い傾向はあるものの、導入率から明確なトレンドは読み取りづらくなっている。
最も注目する商品(複数回答可)としては、ニチレイフーズ・手羽から、日本水産・今日のおかずレンジでつくるシリーズを3社が、味の素冷凍食品・五目炒飯、日本水産・健康志向おにぎり2品、トロナジャパン・おかず三昧を2社が挙げていた。
〈冷食日報 2019年3月27日付〉