ニチレイフーズ 「たいめいけんドライカレー」「ささみソースカツ」など発売/2019年秋季新商品
ニチレイフーズは7月8日、2019年秋季新商品を発表した。
好調の家庭用では食卓向けに「ささみソースカツ」などチキン加工品や新しい定番メニューのおかず商品を新提案。米飯は袋米飯と具入り焼おにぎりで6品と大量投入する。お弁当、冷凍野菜もそろえ幅広いカテゴリーを押さえた品ぞろえとなった。
業務用は「シェフズスペシャリテ」シリーズに京都割烹の余志屋が監修した、初の和風おかずを提案する。外食・給食向けにケールやビーツなどサラダ用の自然解凍冷凍野菜、事業所給食向けにはサラダチキンのローストメニュー、学校給食向けにはカップデザート――と各業態別の提案を行っている。
家庭用冷食は新商品15品、リニューアル品12品、常温食品は新商品1品、リニューアル品2品を、一部を除き9月1日に全国発売する。家庭用では食卓のおかずとおつまみの両面で訴求するチキン加工品として、春の新商品「手羽から」に続いて、今秋は2品提案する。いずれも210gの縦型パッケージで、新しいチキンカテゴリーの開拓を目指す。以下、家庭用冷食新商品の概要。
「ささみソースカツ」はヘルシー感が高い鶏の部位を使用したカツ商品。8種類の香辛料の香りが特徴のまろやかな特製ソースをかけている。「ひとくち香ばしやきとり」は香ばしく焼き上げた一口サイズの焼鳥。特製の甘辛たれで仕上げた。
「ささみソースカツ」
定番のおかずメニューでは“定番のごちそう”として1個45g×4個入り規格で食卓への提案をする。通常の惣菜コロッケの半分の重量で、食べ応えがありながら、食べ切れる設計にした。「とろ~りチーズのハンバーグ」と「ビーフクリームコロッケ」の2品を投入。後者は中種に牛肉を約20%使用し、牛の旨みをしっかり溶け込ませた。
「ビーフクリームコロッケ」
米飯では品数の拡充で市場が拡大している袋物ピラフ類に方向性の異なる3品を新発売する。「牛すき焼めし」(400g)は牛バラ肉を使用して食べ応えと肉の旨みがしっかりした味わい。2種類の醤油でコク深い味わいに仕立てた。本格炒め炒飯と同じ3段階炒め製法によって香ばしく仕上げた。秋の季節感を訴求する「トリュフ香る3種のきのこのバターピラフ」(430g)は3種のきのこ(ひらたけ、エリンギ、しいたけ)を使用したバター醤油味のピラフ。白トリュフオイルとポルチーニパウダーで芳醇な香りと奥深い味わいに仕上げた。
「牛すき焼めし」
「たいめいけんドライカレー」(430g)はたいめいけん三代目の茂出木浩司シェフ監修の本格的なドライカレー。発売は期中7月1日。新・個食米飯として「まぁるい焼」シリーズを展開していく。期中6月1日に「まぁるい焼ビビンバ」「まぁるい焼カレー」(各2個入160g)を発売。この1カ月で想定を上回る実績を上げており、秋の新商品として「まぁるい焼豚めし」を追加する。十勝豚丼をイメージして豚肉、青ネギ、タマネギを使用、甘辛いタレをしっかり塗って焼き上げた。
「まぁるい焼豚めし」
「お弁当にGood!」には新商品として「豚みそつくね」(6個入120g)と「バジル香る!チーズチキン」(6個入126g)を発売する。お弁当にGood!では今期、ディズニーとの初のコラボでディズニーキャラクターをパッケージに配した販促を展開することも明らかにした。パッケージにはディズニーの栄養成分ガイドラインに適合していることを示す「ディズニー・チェック」も入る。
冷凍野菜には400g規格で自然解凍対応の「そのまま使える高原育ちのブロッコリーボリュームパック」を新発売。サラダ需要に対応して「そのまま使えるスナップえんどう」(200g)も新発売する。
環境対応の推進として、お弁当にGood!シリーズで対応を始めた、パッケージへのバイオマスインキ使用と、紙トレイと使用している「蔵王えびグラタン/ドリア」では森林認証紙の使用を、プラトレイの「えびとチーズのグラタン/ドリア」では容器のスリム化によるプラ使用削減(年間30t)を、それぞれ行う。
〈冷食日報 2019年7月9日付〉