2019ウルノ商事大展示会、「美味健康~食から始める美味しい健康生活~」テーマに開催
宇留野正義社長は「今回は美味しさと健康を兼ね備えた商品の展示やメニュー提案を通し、お客様のお役に立てればという想いで企画した。時代は令和となり変化してる。アレルギー問題やノン糖度などの変化に対し、高齢者食にも注力しながら提案した。ご協力いただいた全てのメーカー様に感謝するとともに、私たち役員・社員が一丸となり頑張っていく」と述べた。
第1会場では、全給食業態はじめ一部飲食店など様々なユーザー様へ向けに115社のメーカーが選りすぐりの商品を提案し試食を行った。体験コーナーでは三島食品が「MYふりかけづくり」を企画、「令和スペシャル」として梅を原料に使うなど、青のり・ゆかり・卵など8種類の中から4種をブレンドし、自分だけのオリジナルふりかけを作成、来場者の家族連れで終日列を作る大人気となった。
第2会場では、「減塩・減糖・ヘルシー商品の提案」コーナーを設置、食塩ゼロのシマダヤが今秋立ち上げるブランド「健美麺」を宣伝するなど「美味しさと健康の一致」として美味しさと健康の両方を兼ね備えた商品の提案を行い、また「焼きそば食べ比べ」では糖質オフの焼きそばと通常の焼きそばの食べ比べで好みを競った。また体験コーナーでは『MY七味唐辛子づくり体験』として好みのスパイスを選んで世界に1つの自分だけのオリジナル調味料づくりを楽しんだ。なお、通常のカッププリン約20杯分の巨大プリンができるプリンの素とシロップがセットで登場する「バケツで作るキングプリン」を実施し、限定200個をプレゼントした。また、イベント舞台では津軽三味線奏者の川嶋志乃舞さんのミニライブも開催した。
〈医療シルバー向けにこだわり〉
今展示会内容について、実行委員長の和野昭博執行役員営業本部長は「来場者は学校と医療シルバー施設の栄養士を中心にファミリーも含めて2,000人を超える見込み。地域密着の卸として地元の方々に喜んでもらう工夫を凝らした。美味しさと健康の両方を兼ね備えた商品が重要として、特に第2会場の商品では医療シルバー施設向けにもこだわった。人手不足や働き方改革が進むほど完調品の出番となり、現場でなるべく手をかけない食事提供方法が重要となる。当社は食の安全・環境・コンプライアンスを重視し、しっかりとした企業文化に根差した企業倫理を持って、お客様の価値観や生活スタイルに合わせた営業を展開し、地域に貢献し続ける企業でありたいと願っている」と抱負を語った。
ニチレイフーズは、チキンを強化した各種商品を展示、学校給食向けには安心逸品シリーズを提案した。日東ベストは、学校給食向けに乳・卵・小麦不使用のフレンズシリーズとクリスマス商品、外食向けにカットした各種ロールケーキ、高齢者向けに盛り付け済みの完調品スムースグルメシリーズを揃えた。
テーブルマークは、多様化するニーズに応え菓子パンの種類を増やしてホテル対応とし、冷凍パンは保存性とロスの出ない点を強調した学校給食向けを提案した。大冷は、楽らくシリーズの肉版を用意、魚が急騰や減少により肉の需要増を狙った。
三島食品は、ご飯にそのままかけられる冷凍ふりかけを提案、混ぜご飯にもスーパーにも利用できる味のしっかりしたタイプを用意した。
〈冷食日報 2019年8月27日付〉