JR両国駅“幻の3番ホーム”で「ギョーザステーション2019」開催/味の素冷凍食品

「ギョーザステーション2019」両国駅3番ホーム店
〈新商品「ひとくち餃子」試食サービスも〉
味の素冷凍食品は8月30日、期間限定店「ギョーザステーション2019」両国駅3番ホーム店をオープンした。今年で3年連続の営業となる。黒崎正吉社長はオープンに当たり「非日常の中で皆さんに楽しんでもらい、日常に戻った時にも味の素ギョーザを味わってほしい」と話した。

ギョーザステーションはテーブル上のコンロとフライパンを使って、客自身が「ギョーザ」を焼くスタイルの店舗となる。今年は8月8日~12日に初めて大阪・道頓堀川店を営業し、大盛況だった。

JR両国駅3番ホームは30年前に定期旅客列車の発着がなくなり、普段使用されていないため“幻のホーム”と呼ばれている場所だ。両国駅3番ホーム店は9月9日まで営業する。席数は112席。

今年は11日間の開催で昨年よりも2日間少ないが、来客数は去年並みの6,000人を見込む。営業時間は平日は17時~23時、土日は10時45分~23時となる。両国店ではギョーザステーション特設サイトからウェブ予約システムで席の予約が可能となっている。

同店では8月11日に発売した新商品「ひとくち餃子」を試食としてサービスする。これは店側で焼いたものを提供する形となる。

メニューは「はじめてセット」(税込500円)として「ギョーザ」または「しょうがギョーザ」(各12個入)とドリンク1杯、オリジナル手ぬぐいタオル1枚のセットや、「ギョーザ」と「しょうがギョーザ」の各1袋、合計2袋のセット「ダブルはじめてセット」(同700円)のほか、追加のギョーザやドリングの単品を用意している。

黒崎社長は開店に当たり記者会見で次のように話した。

「両国は国技である相撲の聖地だが、餃子も今や日本の国民食のひとつと言っても過言ではないだろう。JRのサポートをもらいながらこの場所で開催させてもらう。非日常の中で皆さんに味の素のギョーザを楽しんでもらいたい。水なし、油なしで簡単に、羽根もパリッと仕上がるおいしい餃子だ。そして日常に戻った時にも味の素ギョーザを味わってほしい」。

「味の素にとってギョーザはど真ん中の商品だ。16年連続売上No.1で、売上げは200億円を超える。今年もさらに売上げを伸ばしている状況だ。一方で1年間の生活者の使用率はまだ20%に過ぎない。80%には食してもらっていない。さらに味の素のギョーザを広めていきたい」「当社ではギョーザは“永久改良”が合言葉になっている。常により良くしていくことを基本にしている。それと同時に餃子の領域、喫食のオケージョンを広げることで、皆様に楽しんでもらえることを目指している。8月11日に『ひとくち餃子』を発売した。ピリ辛でビールやワインによく合う。食事の場面やお酒を飲む場面、ちょっとしたスナックにも領域を広げて、生活者の幸せをサポートしていきたい」。

「味の素グループではASV(Ajinomoto Group Shared Value)を推進している。これは事業を通じて世の中、社会、生活者に貢献していこうという取り組みだ。味の素冷凍食品もASVを推進していく考えだが、冷食は品質が良く、安心で、とてもおいしい。そしていろいろなオケージョンに提供でき、手間いらずで時間削減になる。冷食事業自体がASVの推進だと考えている。そのど真ん中に置いているのがギョーザだ。ギョーザステーションでも皆さんに体験してもらいながら、貢献を広げていきたいという思いがある。ギョーザを中心に味の素冷凍食品はさらに頑張っていきたい」。

両国のギョーザステーション開店に合わせて、8月29日から放映を開始した、ギョーザの新テレビCMの紹介も行い、黒崎社長は「『うちの餃子は味の素のギョーザ』ということと『日本ジュ~で日本一!!』というメッセージを伝えている。家族や友人との幸せな空間を作っていく――という商品だけではない付加価値を提供していくということだ」と訴えた。

味の素冷凍食品 黒崎正吉社長

味の素冷凍食品 黒崎正吉社長

〈冷食日報 2019年9月3日付〉