毎年10月は「から揚げ強化月間」、各社が普及拡大に取り組み/日本唐揚協会
9月下旬~10月上旬にかけて関連イベントを東京や大阪、愛知、福岡などで実施する。唐揚げは国内外で支持を広げており、取り組みによって更なる普及を狙う。
10月は行楽シーズンや運動会のお弁当などで唐揚げの消費が特に伸びるという。ニチレイフーズが昨年行った調査によると、年間で220億個以上を消費しているという。また、干支の10番目は「酉(とり)」で、「10」の語呂合わせにも合うことから、同協会は昨年から毎年10月を「から揚げ強化月間」に制定している。店舗や企業が一丸となり一層の普及に努める考えだ。
関連イベントとして、ニチレイフーズは唐揚げ商品の詰め合わせが当たる「特からの謎を解くから」という謎解きキャンペーンを行う。特設サイトで毎日1題問題を出題し、正解者から抽選で500人に商品と新たな問題も贈呈する。問題はクイズ王の古川洋平さんが監修した。Twitterでハッシュタグも作り、情報交換などに利用してもらう。
サントリー酒類は日本唐揚協会と共にハイボールと唐揚げの組み合わせをより広めるために、「ハイ(ボール)&カラ(アゲ)キャンペーン」を、日本全国の外食店舗と小売店舗5,500店規模での開催を予定する。
イベントにはタレントの彦摩呂さんや、タレントで声優の有野いくさんが登壇。企業からはゴールドパートナーのニチレイフーズやサントリー酒類に加えて、賛同企業の日清フーズや明治、伊藤ハム、マルハニチロらが参加した。今年ニチレイフーズが調査した「から揚げ調査2019」の速報によると、から揚げ好きは調査対象の9割以上となった。1カ月に食べる個数で最も多い都道府県は〈1〉「愛媛県」〈2〉「東京都」〈3〉「大分県」と並んだ。
〈冷食日報 2019年10月1日付〉
キックオフイベントには彦摩呂さんや有野いくさんが登壇