味の素冷凍食品、家庭用からあげで「小麦・卵・乳」不使用製品を充実/2020年春季新製品
家庭用では新製品4品、リニューアル品9品を2月9日から、数量限定品1品を5月24日から、全国発売する。鶏肉製品のラインアップ強化、ギョーザの改良、自然解凍対応のお弁当商品の訴求が柱だ。
特に鶏肉製品は食卓向けからお弁当用までから揚げ5品(うちリニューアル3品)、グリル系を3品(同1品)と力を入れている。
「やわらか若鶏から揚げ ボリュームパック」(300g)はさらにおいしく、食べ応えも高めた。生姜醤油に漬け込んで肉をやわらかくした上で、揚げる前に丸大豆醤油に絡めて香ばしく仕上げる「二段仕込み製法」を取り入れた。一枚肉を大ぶりにカットし、1粒の大きさを従来約27gから30gにした。
同品は19年秋から小麦・卵・乳不使用に変更したが、今春からお弁当から揚げとともに訴求を強める。衣はもともと米粉を使用していたが、醤油の製造過程には通常、小麦が使用されているため、おいしさを保てるような、小麦不使用の醤油を醤油メーカーと共同開発した。
お弁当から揚げは九州工場のから揚げラインを「小麦・卵・乳」不使用の専用ラインにした。新製品「国産鶏のうまから揚げ」(6個入126g)のほか既存の「レモンとバジルのチキン香り揚げ」「ゆず胡椒のチキン香り揚げ」の2品も小麦・卵・乳不使用となった。
家族で同じものを食べたい、お弁当でも安心して冷食を活用したいとのニーズに応えた。
鶏肉の新製品はほかに、むね肉のから揚げとして「塩麹レモンからあげ」(280g)、グリル系で「若鶏の備長炭焼き」(5個入85g)と「グリルチキン黒胡椒」の姉妹品「グリルチキン ハーブ」(同)を発売する。
「ギョーザ」類は羽根の素を改良。焼きムラを軽減しパリっと仕上がるようにした。「しょうがギョーザ」は従来の刻み生姜に加え、新たにおろし生姜を入れることで、生姜の風味を強めた。餃子では東京五輪の盛り上がりに合わせて5月24日から数量限定品「肉餃子」(9個入288g)を投入する。中具に焼豚を入れ肉の量は同社史上最高。台湾餃子風の味に仕上げた。
〈冷食日報 2020年1月9日付〉