日本水産「速筋タンパク」シリーズ展開、ちくわ、かまぼこ、サラダフレークなどスケソウダラにフォーカス
日本水産は、良質なタンパク質であるスケソウダラすりみにフォーカスし、「速筋タンパク」商品提案を今春より開始する。近年、タンパク質に注目が集まる中、「タンパク質も選ぶ時代へ!」と訴求し、今春は常温・日配・業務用・水産のカテゴリー横断で条件を満たした3月1日発売の新商品8品および既存品に商標登録済みの「速筋タンパク」ロゴを使用し、多面的な展開を目指す。
これまで、同社食品科学研究所などの共同研究で、スケソウダラのタンパク質は、食べたタンパク質がほぼすべて体に使われ、良質と言われる卵と同等以上に良質であることが分かっている。今回、スケソウダラの俊敏な動きの源となる瞬発力を発揮する「速筋」のタンパク質を「速筋タンパク」として商標登録。
〈1〉製品100g当たり8.1g 以上のタンパク質を配合
〈2〉1食当たり4.5g 以上のスケソウダラタンパク質が摂取できる
――の双方の条件を満たした商品に「速筋タンパク」ロゴを付与し、タンパク質不足による筋量減少が問題となっている高齢者はもちろん、タンパク質に注目する若い層に向けてもアピールしていく。
今春は常温食品で「白身魚のそぼろ」、フィッシュソーセージで「毎日食べよう速筋タンパク かまぼこスティク」、日配食品で「同 かに風味かまぼこ」「同 サラダフレーク」「同 ちくわ」、業務用食品で「魚麺(うおめん)」「シーディッシュ おさかなハム風味」「すけそうだらの白身魚団子」と新商品8品のパッケージに同ロゴを付与。業務用食品では、得意先との協議の上でメニュー表などへのロゴ掲出も検討する。
常温・日配品では、1日の食事で均等にタンパク質を摂ることで筋肉の合成が可能となる中、現状、朝食でのタンパク質が不足しており、朝食メニューでの速筋タンパク訴求も提案する。
また、今後3月1日の新商品発売と、加工食品の需要期に合わせ、3月~4月に掛けて雑誌、新聞、WEB などメディア露出やSNS、店頭販促を実施。4~5月には消費者キャンペーンを実施し、「速筋タンパク」商品をアピールする。
〈冷食日報 2020年1月31日付〉