米久、家庭用冷食にAIRMEATシリーズ「大豆のお肉で作った 麻婆豆腐」や食卓品「レンジde食卓 焼き済み餃子」など13品発売/2020年秋新商品

米久 AIRMEAT(エアミート)「大豆のお肉で作った 麻婆豆腐」
米久は8月19日、2020年秋の新商品として、コンシューマ商品の新商品19品・リニューアル品2品の計21品、業務用商品の新商品12品・リニューアル品1品の計13品を発表した。

商品テーマは「変革の時期に新たなチャレンジ!」とし、「代替肉(大豆ミート)」「Withコロナ」「主力商品の進化」の3つに取り組む。コンシューマ商品のうち、-18℃帯の家庭用冷凍食品は新商品13品を発売する。

注目の新商品として、家庭用冷凍食品売場で代替肉を提案する「AIRMEAT(エアミート)」シリーズを一挙7品発売。足元で消費者の行動・意識で顕在化してきている「健康志向」「エシカル消費」に対応する。

ターゲットとして、ヴィーガン=厳密な菜食主義者ではなく、健康意識から「肉を食べない選択肢」を持ちたい人を設定。食肉メーカーのこだわりで肉のような食感と味を再現した。

特徴として、大豆たんぱくをはじめとする植物性素材を主体に、異種たんぱくを組み合わせて「肉らしい食感」を実現している。

そして、ヤシ油・パーム油等の硬質油脂と、大豆油・菜種油等の軟質油脂を複合させ、各畜種の特徴ある脂肪の口当たりと、ジューシー感を再現する。

また、酵母エキス、野菜の旨み抽出物等を組み合わせ付与し、それぞれの畜種の味を再現するとともに、植物由来の色素を使用し、それぞれの畜種・調理品に合わせて肉らしい色味を再現している。

さらに、健康イメージを訴求するため食物繊維を100g当たり3.0g以上添加。不足しがちな栄養素を少しでも多く補えるよう設計した。

「AIRMEAT」シリーズ商品は一挙7品を発売。
▽大豆のお肉で作った 麻婆豆腐(180g)
▽大豆のお肉で作った 麻婆茄子(180g)
▽大豆のお肉で作った キーマカリー(180g)
▽大豆のお肉で作った 焼き済み餃子(6個150g)
▽大豆のお肉で作った 焼売(6個168g)
▽大豆のお肉で作った つくね(135g)
▽ひとくちステーキ風ハンバーグ(135g)
――の7品で、調理方法はすべて中のトレーのまま電子レンジ調理できる。

なお、「AIRMEAT」のネーミングはAgri(農業生産における)Innovative(革新的な)Resourced(資源となる)MEAT(肉)の頭文字をとったもので、今後、同社の代替肉商品の原料を「AIRMEAT」と呼称して展開するという。

また、商品テーマ「Withコロナ」に対応する商品として、家庭用冷凍食品では夕食のおかずを目指した食卓惣菜「レンジde食卓」シリーズ6品を発売。

同社は、直近の市場動向として、緊急事態宣言が明けても家庭内食率は引き続き高く「調理負担へのサポート」が必要と見通す。同シリーズは、日常の食卓を簡単に、美味しくサポートすることを目指し、電子レンジで加熱するだけで夕食のおかずになり、家庭の調理負担をサポートする。

今回は
▽レンジde食卓 焼き済み餃子(6個138g)
▽レンジde食卓 水餃子(タレ付き)(156g=136g+タレ約20g)
▽レンジde食卓 揚げ済みメンチカツ(4個220g)
▽レンジde食卓 揚げ済みコロッケ(6個300g)
▽レンジde食卓 揚げ済みカレールウコロッケ(6個270g)
▽レンジde食卓 チキン南蛮(229g=唐揚げ190g+タレ27g+タルタル12g)
――の6品を発売。発売日は餃子が8月20日、チキン南蛮が10月20日、他が9月21日。

「レンジde食卓 焼き済み餃子」

「レンジde食卓 焼き済み餃子」

他、冷食以外のコンシューマ向け新商品としては、商品テーマの「Withコロナ」に対応し、家飲み需要に応えるソーセージ「ファイヤーブーBOOポークあらびき」(10℃帯)、「鶏なんこつ入りつくね巾着たれ付き」(4℃帯)、家庭で外食のような本格的な味を楽しめる「豚肉の味噌煮込み150g」「豚肉の紅茶煮150g」(10℃帯)、調理負担サポート商品としてカット済みの「角切りベーコン200g」(10℃帯)を、商品テーマの「主力商品のブラッシュアップ」に対応する商品としてソーセージ「御殿場高原Light パリッとかがやきの朝」(10℃帯)を発売する。
 
〈冷食日報2020年8月20日付〉