好きなおかずNo.1は「から揚げ」、コロナ影響で喫食拡大、前年比67%増に /ニチレイフーズ調査
ニチレイフーズが10月の「から揚げ強化月間」に合わせて実施した、鶏のから揚げに関する意識・実態調査結果として発表した。コロナ禍の影響でから揚げの消費量は増えており、年間で前年比67%増加する見込みとも試算している。
「全国から揚げ調査2020」として8月21日~28日、全国の一般消費者(20~79歳)の男女1万4,056人を対象に、インターネットによるアンケート調査の形で行った。
調査回答者に、全29品のおかずから好きなものを選択(複数選択可)してもらったところ、全体の72.4%が「から揚げ」を選択。好きなおかずランキングの第1位に輝いた。2位には「焼肉(71.7%)」、3位には「餃子(70.9%)」がランクインした。
回答者(20代~70代の男女)いずれの層も「から揚げ」を選択している人が多く、年代・性別を超えて幅広い人から愛されていることがわかったとしている。 また、から揚げの好意度について聞くと、「好き(60.4%)」と「やや好き(27.0%)」を合わせて90%近くがから揚げを好きと回答した。 これらの結果から調査報告として、から揚げは“日本の国民食”になりつつあるとしている。
全国のから揚げ消費個数の推計も示した。2020年度は年間換算で約400億個以上のから揚げが消費される見込みだ。これは2019年の消費量推計値の250億個と比較して67%増に当たる。
アンケートで1カ月以内でのから揚げの喫食の有無について、「喫食あり」が77.9%となり、昨年の調査より約22%増加した。 さらに1カ月以内にどのようなから揚げを喫食したかを、昨年と比較すると「冷凍食品(昨年比30%増)」「手作り(同28%増)」「惣菜(同25%増)」といずれも大幅に増加していることがわかった。
「今年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響でおうち時間が増加し、内食・中食の頻度が上昇。それに伴ってから揚げの需要が高まり、今年度の推計消費個数が大幅に増加した」と報告している。
〈冷食日報2020年10月5日付〉