ニチレイフーズ「今日は家飲み」シリーズでおつまみ特化、チキン「むねから」は健康感とおいしさを両立/2021年秋季家庭用新商品
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家庭用では新商品を冷凍食品で13品、常温食品で2品、リニューアル品を冷凍食品で9品そろえた。すべて9月1日に発売する。
新規需要創造への取り組みとして、家飲みが今後も増加すると見て家飲みおかずに挑戦する。家飲みの不満点である、準備・片付けの手間や献立のマンネリ化を解消する商品群として「今日は家飲み」シリーズを立ち上げる。個食のトップシールトレイで皿が要らず、手作りすると手間のかかるこだわりメニューをラインアップすることで家飲みの充実に貢献する。
「今日は家飲み」シリーズは次の4品をそろえた。
▽「今日は家飲み ガーリックシュリンプ」(80g)
デパ地下で人気のメニュー。有頭(一部カット済み)の殻付きエビを使用し、ニンニク風味が引き立つ特製ソースを絡めた。生産国はタイ。
▽「今日は家飲み 根菜入り鶏つくね」(120g)
シャキッとした食感が特長の根菜(レンコン、大黒クワイ)が入った鶏つくね。オーブンで香ばしく焼き上げた鶏つくねに、丸大豆醤油を使用した特製醤油だれを絡めた。隠し味に黒胡椒をきかせており、おつまみにぴったり。1つ1つ丁寧に手で形を整えてつくることで、ふっくらやわらかく仕上げた。生産はスラポンニチレイフーズ。
▽「今日は家飲み 梅しそささみ焼き」(120g)
さっぱりとした味わいが特長の梅しそが入った鶏ささみ焼き。開いたささみ肉で梅としそを1つ1つ丁寧に巻いて、オーブンで香ばしく焼き上げた。生産国はタイ。
▽「今日は家飲み なんこつ唐揚げ」(60g)
コリコリとした食感が特長のヤゲンなんこつの唐揚げ。下味のニンニクとスパイシーな黒胡椒がしっかりきいておつまみにぴったり。生産はスラポンニチレイフーズ。
戦略カテゴリーのチキンでは、コロナ禍で健康意識が高まっていること、外食・中食市場でもむね肉唐揚げが増えてきているトレンドを背景に、健康感とおいしさを両立した「むねから」を発売する。
▽「むねから」(430g)
塩麹、みりん、ニンニクなどを使用した特製だれで漬け込み、しっとりやわらかな食感に仕上げた、鶏むね肉の唐揚げ。骨なしのむね肉を使用し、米粉を使用した衣でカラッと揚げることで、高たんぱくでありながら、一般的な唐揚げと比べてカロリー30%オフ、脂質45%オフを実現している。「むねから」は東日本エリア限定発売となる。生産はGFPTニチレイ(タイ)。タイでは新型コロナウイルス感染拡大の影響で入国制限され、工場の作業員不足が生じている。既存品の安定供給を優先し、開始はエリア限定発売とした。
ニチレイフーズ「むねから」
米飯では「牛すき焼きめし」(430g)と「まぁるい釜めし鶏五目」(2個入160g)の2品を新発売する。「牛すき焼きめし」は2019年秋に一度発売したが、復活を望む声にこたえ、味付けを向上させ、重量も増やして復活する。
冷凍野菜ではコロナ下で伸長した分野であるミックス野菜に、新商品として「ベーコンほうれん草」(400g)を発売する。シンプルなミックスにすることで、さまざまな料理に利用できる。ほうれん草は中国産を使用。
大豆ミート商品はハンバーグに続く第2弾として「大豆ミートのからあげ」(6個入144g)を新発売。DAIZ社と共同開発したオリジナル大豆ミートを2種類使用することで、肉のようなうまみと食感、ジューシー感を再現している。
冷凍ならではの具材感のある“冷凍調味料”の第2弾として「いろいろ使える 味付きオクラ&やまいも」(120g)を提案する。薄口醤油ベースで和風に味付けしたオクラとやまいものミックス。ちょい足しできる野菜という健康価値を訴求する。
油ちょう商品には新たに「パリッと皮の春巻」(8本入360g)を追加。お弁当商品ではおかずの1品にも使える商品を2品そろえた。
〈冷食日報2021年7月9日付〉