ニチレイフーズ「特撰 鶏旨竜田揚げ」や「ベジデリカ」シリーズなど発表、油染みを抑える“まるでバラ品質”の袋入りフライも/2021年秋季業務用新商品
〈2021年家庭用新商品〉ニチレイフーズ「今日は家飲み」シリーズでおつまみ特化、チキン「むねから」は健康感とおいしさを両立/2021年秋季家庭用新商品
2021年秋は業務用では新商品を16品、リニューアル品を7品、9月から10月にかけて(一部2022年1月)発売する。
量販店惣菜で売上げ構成比の高いチキンの強化を掲げた。第1に冷凍未加熱IQFシリーズ。2021年春の新商品「特撰 鶏旨唐揚げ(生IQF)」に続き、2021年秋は「特撰 鶏旨竜田揚げ(生IQF)」を追加する。未加熱からの調理は衛生面や廃棄のリスクがあり、作業負担も大きい。未加熱IQF(バラ凍結)タイプにすることで、これらの課題を解決しつつ、鶏肉本来の弾力・ジューシー感のある唐揚げを提供できる。
新商品「特撰 鶏旨竜田揚げ(生IQF)」(1L)は鶏もも肉を使用し、生姜をしっかりきかせた生姜醤油に漬け込み、未加熱のまま一つひとつ衣を付けた竜田揚げ。生産はGFPTニチレイ(タイ)。2022年1月発売。
チキンでは専門店監修シリーズの新商品を2品発売する。▽「Chef’s specialite【唐揚げ専門店】げんきや(舷喜屋)監修 揚げ鶏(にんにく醤油たれ)」(揚げ鶏1,150g[6枚]+タレ150g)は、日本唐揚協会主催「からあげグランプリ」西日本しょうゆ部門・最高金賞受賞のげんきやが監修した。鶏もも肉を使用した未加熱タイプ。たれはニンニクベースの和風醤油味。生産はGFPTニチレイ。2022年1月発売。▽「Chef’s specialite【唐揚げ専門店】からあげ!ごっち監修甘カラ手羽」(手羽元1,350g[30本]+タレ200g)は、「からあげグランプリ」塩だれ部門・最高金賞受賞の「からあげ!ごっち」監修の手羽元のから揚げ。黒胡椒をきかせた別添の特製だれを絡め、やみつきになる甘辛味に仕上がる。生産国は中国。10月1日発売。
オリジナルチキンとして「チーズと大葉の竜田揚げ」(750g[30枚])と「大葉とチーズのチキンカツ110」(1,320g[12本])の2品を新発売する。
「ベジデリカ」は野菜を美味しく摂れる健康志向のメニューを、店舗オペレーション負担を低減するキット商品として展開するシリーズ。生産は船橋パックセンター。「VegeDelica イカと野菜の XO醤ソース」(野菜ミックス880g+イカの天ぷら500g+タレ240g)と「VegeDelica 豆腐ハンバーグと緑黄色野菜セット」(豆腐ハンバーグ600g[20個]+野菜ミックス350g+タレ160g)の2品を新発売する。
量販店の惣菜がバラ売りから包装販売に変わったが、袋販売では包装内の水滴で衣がフニャフニャになる、油が染み出て汚れそう、などの課題があった。ニチレイフーズは“まるでバラ品質”として、同社独自の衣技術と包材メーカーと共同開発した通気性の高い包材によってこの課題を解決した。
新商品として「ごく厚ミニハムカツ(藻塩使用)(袋入り)」(3,960g[120個])を9月1日に発売。リニューアル品として「JA士幌町北海道十勝産 男爵いもの牛肉コロッケ(袋入り)」(袋入り)「JA士幌町北海道十勝産 きたあかりの牛肉コロッケ」(各800g[20個])を10月1日に発売する。
シェフズスペシャリテシリーズはで2021年秋、たいめいけん茂出木浩司シェフ監修品の追加と、三重県の老舗料亭「柿安」監修商品を発売する。
▽「Chef’s specialite【東京・日本橋】三代目たいめいけん茂出木浩司シェフ監修 BIGハンバーグ(デミグラスソース)」(900g[6個入]+ソース210g)は1個150gでボリューム感のある弁当商品づくりができる。
柿安監修商品は「Chef’s specialite 柿安監修牛しぐれ煮おにぎり」(480g[6個入])、「Chef’s specialite 牛しぐれ煮コロッケ」(760g[20個入])、「Chef’s specialite 豆腐ハンバーグ」(1L[25個入])、「Chef’s specialite 豆腐の包み揚げ」(825g[25個入])--の4品。いずれも「柿安・特製牛肉しぐれ煮」を使用。甘味付けに三温糖とハチミツを使用し、やさしい味わいに仕上げている。
〈冷食日報2021年7月12日付〉