米久 2021年秋新商品、業務用は新商品7品・リニューアル品1品、「家飲み」「鍋・スープ」需要へ独自性ある新提案
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今回の商品テーマとして、
▽事業領域の拡大
▽独自性の高い商品提案
▽主力商品の進化――
の3つを挙げる。
発表会では、玉井広之加工食品事業部事業部長兼マーケティングユニットユニットマネージャーらが商品の概要や開発背景などについて説明した。
業務用商品では「家飲み」需要や、「鍋・スープ」需要への新提案として、独自性ある商品を投入する。
「家飲み」需要に対応する「ユッケ風ローストビーフスティックカットIQFたれつき」(500g+たれ150g)は、牛肉の「ユッケ」を独自の製法で再現した商品。加熱食肉製品のローストビーフなので、10℃での店頭販売ができる。低温でじっくり加熱し、しっとりとした食感に仕上げ、同梱のたれと和えるだけで簡単に商品化できる。生食・牛肉コーナーのほか、冷惣菜や寿司のルートにも対応する。
また、業務用商品として販売好調の「骨なしスペアリブ」は新商品を投下しラインアップを強化。「アヒージョ仕立ての骨なしスペアリブ」(1kg)は、新製法を用いてオイルソースで真空調理し、ジューシーでやわらかに仕上げた骨なしスペアリブ。ごろっと丸々にんにく入りで、外食で人気のアヒージョ仕立てに仕上げた。
米久「アヒージョ仕立ての骨なしスペアリブ」
「骨なしスペアリブ 山賊味ブロック」(1kg)は、1本ずつ丁寧に直火焼きし、真空調理でしっかりと旨味を閉じ込めやわらかく仕上げた骨なしスペアリブ。あえてブロック状とし、店頭で用途に応じたサイズにカットできるほか、ブロックのままでの販売にも対応する。
以上3商品の保存温度は-18℃以下、販売温度は10℃以下(調理後のみ常温販売可)。
「三角えび春巻」(30個840g)は、こだわりの手巻きでパリッとした食感に仕上げた、家庭では作りにくい三角形の春巻。中具は野菜と海老がぎっしり詰まっている。おつまみやスナックなどライトな食シーンや、オードブルの一品としても提案する。保存温度は-18℃以下、販売温度は常温(調理後のみ)。
米久「三角えび春巻」
「鍋・スープ」需要への新提案としては、「牛肉と豚肉のロールキャベツ」(3個270g)を発売。店舗で真空包装のままトレイアップすることで、ロールキャベツで課題となっていたキャベツの退色軽減、キャベツから出る水分が目立たないことを実現した。また、真空包装によりD+4日の販売が可能で、廃棄ロス削減にもつながる。中具は牛肉と豚肉の合いびき肉を使用し、一個90gと大きめのサイズで品位にもこだわった。保存温度は-18℃以下、販売温度は4℃以下。
ほか、業務用の新商品としては「まんまる餃子」(432g)、「大きなもちっとつるん じゅーしー水餃子(バラ)」(1kg)を発売。前者はコロンとしたまんまる形状の餃子。焼いて美味しく仕上がるよう、焼き小龍包ベースの生地で餃子餡を包んだ。後者は1個約50gのビッグサイズの水餃子。見た目のインパクトと食べごたえで、鍋が一層楽しくなる商品に仕上げた。
業務用のリニューアル品は「鶏なんこつ入つくね業務用」(600g)で、昨秋発売した商品をリニューアル。鶏なんこつの配合量を増やすとともに、鍋で煮込んでも食感をしっかり味わえるよう、だんごの食感を改良した。
〈冷食日報2021年8月31日付〉