ライフフーズ「今宵亭」枝豆とすり身のガーリック炒め・焼サバと野菜のトマトチーズなど6品発売、初のNB調理品、野菜活用で“本格的な味わい”

ライフフーズ「今宵亭 枝豆とすり身のガーリック炒め」
ライフフーズは2021年秋季新商品として、家庭用におつまみシリーズ「今宵亭」を発売した。冷凍野菜のパイオニアとして、野菜を活用した調理品を6品ラインアップした。業務用では野菜惣菜の取り扱いは続けてきたが、NB(ナショナルブランド=メーカーによるブランド)で家庭用の調理品を発売するのは初めて。

家庭での食事機会の増加などライフスタイルの変化から冷凍食品の新たなニーズが生まれているとして、レンジで簡単に調理できる、ビールやワインのおつまみや夕食のおかずになる冷凍調理品を提案する。

「とりあえずの1品 乾杯メニュー」「ワインとよく合う バル風メニュー」「家族でわいわいポテトメニュー」の3テーマ、各2品の合計6品をそろえた。

乾杯メニューとしては「今宵亭 枝豆とすり身のガーリック炒め」と「今宵亭 屋台風焦がしイカもろこし」を発売。前者はむき枝豆とすり身のダイスカットを使用し、ニンニクとパンチのきいた黒胡椒の風味に仕上げた。後者はみりん醤油ベースの味付けで、イカに焼目を入れて香ばしく仕上げた。内容量は各100g、想定売価は248円。

バルメニューとして「ブロッコリーと魚介のアヒージョ風」と「焼サバと野菜のトマトチーズ」を発売。前者はブロッコリーにエビとイカの2種魚介を使用し、エビの頭部からだしをとったコクのあるソースで仕上げた。内容量は100g、想定売価248円。

後者は一口サイズに切った焼サバとブロッコリー、フレッシュトマトが程よい酸味を加えている。チーズでまとめ、ワインに合うおつまみに仕上げた。130g、268円。

以上4品はトレー入りで、パッケージに切り込みを入れてレンジ調理する。いずれもベトナム産。

ライフフーズ「焼サバと野菜のトマトチーズ」

ライフフーズ「焼サバと野菜のトマトチーズ」

ポテトメニューとしては「とろ~りチーズのハッシュドポテト」と「黒胡椒香るベーコンポテト」を発売。ともに北海道産ポテトを使用している。前者はポテトを細かくカットし食感が楽しめる設計。生地にチーズを入れて、ワインに合うおつまみに仕上げた。120g、248円。後者は皮つきポテトを使用。黒胡椒の香りがビールに合う。120g、268円。
 
以上2品は北海道のパイオニアフーズで生産する。

ライフフーズ「とろ~りチーズのハッシュドポテト」

ライフフーズ「とろ~りチーズのハッシュドポテト」

寺本裕明常務営業本部長は「かねてより家庭用の野菜調理品には挑戦したいと考えていた。(冷食の需要が高まっている)今がチャンスと考え、新たにおつまみ売場を提案していきたい」と述べた。
 
ポテトの2品は生協などで人気の手堅い商品だが、そのほかはチャレンジングな商品となる。「本格的な味付けと、むき枝豆、コーン、ブロッコリーといった、生鮮とそん色ない品質で需要の高い冷凍野菜を主体に、他社製品では肉系が多いところ、水産系の素材を合わせたメニューを品ぞろえした」
 
コロナ禍による生活様式の変化で、男性の食品スーパーの利用が増えているとして、量販店のおつまみ売場には可能性があると見込む。
 
〈冷食日報2021年9月15日付〉