250℃以上高温熱風の三段階炒め、国産一等米使用の新「本格炒め炒飯」/ニチレイフーズ

ニチレイフーズは3月1日(一部2月1日)から家庭用冷凍食品新商品13品、リニューアル品26品を全国発売する。

14年に引き続き「日本の食卓へ冷凍食品のできること」の価値提供を充実させ、冷食市場の拡大に貢献する。コンセプトは①「本格品質の追求」②「夕食シーンへの挑戦」③「パーソナルユース&シニアの開拓」。「本格品質の追求」では米飯カテゴリーの革新を実施し、新「本格炒め炒飯」(450g)を発売する。

01年春季に発売した初代「本格炒め炒飯」は家庭用冷食で初めて『本当に炒めた』工程を導入し、現在№1の冷凍米飯。15年春は革新的な技術と素材でリニューアルし、また、30億円を投入して米飯専用工場とした船橋工場で生産する。新「本格炒め炒飯」の技術面の特徴は、中華鍋の形状が作る約250℃の“熱風空間”をラインで再現し、高温の『熱』と『風』が炒飯を美味しくする。新・本格炒め製法「三段階炒め」(特許製法)を採用した。これは従来の生産技術である、ご飯に卵をコーティングするsTEP1の一次炒め(従来の生産技術)、250℃以上の熱風をまとわせるsTEP2の高温熱風、強い攪拌による仕上げ炒めsTEP3の二次炒めを経て製品化する。プロの工程を再現した。家庭では手作りできない4つのポイントがあり、①圧倒的な「炒め」パワー②250℃以上の高温熱風③焼豚を船橋工場で内製化し、焼豚の煮汁を使用④焦がしネギ油を使った生産だ。

また、素材はこだわりの『国産一等米』(一等米=米穀検査で判定される米の等級区分のひとつで、整粒率が70%以上などの項目を満たすもの)を100%使用する。同社のNBブランド米飯商品は『国産一等米』で統一し、炒飯類とおにぎり類は北海道産一等米で限定し、ピラフ類は国産一等米で限定する。

同社では炒飯類の販売に今後さらに力を入れ、「炒飯類の販売目標は1~2年の近年中に年間100億円に乗せること。初年度は二桁以上の販売目標にする」(篠原利和執行役員家庭用事業部長)としている。