日本アクセス、冷食で「冷凍だからおいしいプロジェクト」展開
日本アクセスは21日、22日の両日、さいたま市のさいたまスーパーアリーナで東日本「春季Food convention2015」を開催した(一部既報)。同社提案の冷食関係では、今春より店頭展開も実施する「冷凍食品だからおいしい」プロジェクトを紹介。また、アクセスオリジナル商品では、Delcyブランドから春の新商品として発売する「Delcy オリエンタルキッチン」シリーズや、アイスクリームの新商品「Delcy Cho-ice」シリーズを紹介した。
商品統括本部ブース(フローズン)では、冷凍食品のおいしさを科学的に伝える「冷凍食品だからおいしい」プロジェクトを紹介。「昨年7月のフードコンベンションでパネル展示して好評だったことから、それを具体化し、今春から店頭展開等に繋げるもの」(玉田功フローズン食品MD部長)。冷凍食品学の権威として知られる東京海洋大学の鈴木徹教授にプロジェクトの顧問に就任してもらい、冷凍食品の良さを学術的視点から理解してもらい、消費者に興味を持ってもらおうというもの。
カテゴリごとに①急速冷凍だからおいしい:「急速冷凍」でおいしさの瞬間をキープ②冷凍麺だからおいしい:冷凍工程が食べごろの水分分布をキープするので食感が活きる③冷凍米飯だからおいしい:冷凍工程がでんぷんの老化をSTOPする④冷凍野菜だからおいしい:完熟等食べごろを冷凍し一番おいしいタイミングで食べられる–とおいしさのポイントを訴求する。
販促展開は店頭展開およびWEBで実施。店頭では、おいしさの理由を鈴木教授が解説するPOP等販促ツールを作成し、ライトユーザーに関心を持ってもらえるような売場提案を実施。WEBでは、一般消費者会員組織サイト「reishoku.jp」と連動し、動画等で鈴木教授のミニ講義を受講。最後まで受講した人を対象にプレゼントキャンペーンも実施する。
また、昨年12月に合計58万8,038件もの応募から選ばれた「フローズン・アワード2014」の結果を報告。すでに1月から、量販店約5,000店舗で同アワードと連動した店頭販促企画を実施しており、その内容も改めて紹介した。「まだ結果の集計はできていないが、感触として順調に進捗している」(玉田部長)ようで、2月末ごろまでの展開を予定する(「夏に食べたいアイス」部門は5月下旬から展開予定)。
ほか、デリカ、生鮮野菜の機会ロスを冷凍食品で補う販促も紹介。「20時以降、デリカの品揃えが薄くなる時間帯に冷食で補う提案。20時以降のタイムセールや、デリカ売場から冷食に誘導するPOPなど提案したい。生鮮野菜では、気候条件等で価格高騰した際にチラシの青果コーナーに冷凍野菜も掲載することで、相互売上拡大を目指す提案などしたい」(玉田部長)という。