冷凍食品事業は「味の素ウィンザー社」(AWI社)が展開、北米組織を再編
味の素は連結子会社の味の素ノースアメリカ社(AJINA社)によるウィンザー・クオリティ・ホールディングス社(WF社)の買収を契機に、2015年4月1日付で北米の組織体制を再編し、コンシューマーフーズ事業とアミノ酸・食品バルク事業に分けることにした。これにより、意思決定を速め、競争力を強化し、事業展開を加速する。再編内容は次の通り。
(1)AJINA社を持株会社として改変し、商号を「味の素北米ホールディングス社」(ANH社)に変更。
(2)アメリカ味の素冷凍食品社(AFU社)を存続会社として次の①②③を統合し、商号を「味の素ウィンザー社」(AWI社)に変更。① WF社(グループ9社含む)②AJINA社のコンシューマーフーズ事業③アモイ・ノース・アメリカ社(ANAI社)=ANAI社は味の素グループのアモイ・フード社の100%子会社で、北米で冷凍食品を販売。
(3)AJINA社のアミノ酸・食品バルク事業をANH社傘下に新設する「味の素ノースアメリカ社」(以下ANA社)へ移管。
コンシューマーフーズ事業の今後の展開は次の通り。
「主な顧客が一般消費者であるコンシューマーフーズ事業は、AFU社、WF社、AJINA社コンシューマーフーズ事業とANAI社の統合により、製品開発・生産プロセス・販売チャネルを総合的に見直し、より効率の良い事業基盤を構築し、消費者の嗜好に合った製品開発力および営業力を強化する。特に巨大北米冷凍食品市場で圧倒的№1の日本食・アジア食(中国食、韓国食、タイ食、インド食)の冷食メーカーを目指す」