14年の冷凍めん生産量は前年比7%減、冷凍めん協会初の減

日本冷凍めん協会が25日、発表した2014年(1~12月)の冷凍めん年間生産食数調査によると、年間生産量は合計で前年比7.0%減の16億0,468万食と、前年を下回った。協会設立31年で初のマイナスとなる。

業態別では、業務用が前年比2.0%減9億7,393万食と小幅な減少だったが、市販用は13.9%減の6億3,075万食と大きく減った。

調査は56企業を対象に実施し、前年同様46企業からの回答をまとめた。うち、数値はRMK認定工場生産分が約88%、調査協力企業生産分が約9%、その他企業推定分が約3%で、確度は高いデータと言える。一方で、昨年の市販用市場が2ケタ以上のマイナスとはなかなか考えられない。多くの企業の決算が3月期であることとで▽昨年4月の消費増税前後の出荷▽今春の値上げ–などに関する出荷の凹凸の影響から、1~12月の暦年ベースでの生産量が、市場の実需と乖離した可能性がある。実際、同協会によれば、今年1~3月の生産量はかなりのプラスとなっているという。