日本ハムDN、調達力を活かした“ささみ”商品一挙3品発売

日本ハムデリニューズは9月1日、2015年秋の市販用冷凍食品の新商品8品、リニューアル品8品を発売する。価格はすべてオープン価格。11日、東京・高輪の本社で新商品発表会を開催した。

あいさつした松尾康弘社長は「原料、開発力、製造ラインと、日本ハムグループの強みを活かした中で、今秋はベーシックな商品を投入することとした。グループでは春に展示会があり、どちらかと言えば春にサプライズ感のある商品を出したので、それもしっかりと育てていきたい」など述べた。

新商品としては「中華の鉄人 陳建一」シリーズから「海老焼売」(6個138g)を発売。袋のままレンジ調理することでセイロ蒸し風の柔らかな食感を実現。陳建一氏の特製中華調味料“美味湯”(メイウェイタン)を使用し本格的な味わいとした。また、1個23gと他社の海老焼売より大粒なのも特長。製造工場は日本ハム食品桑名プラント。

なお、同シリーズでは好調の「小籠包」の皮を歯切れ良くリニューアルする一方、「四川麻婆豆腐」「水餃子」(6個180g)を9月で終売とし、看板商品の「四川焼売」と合わせて3商品での展開となる。

「ささみチーズカツ」「ささみ明太カツ」「ささみおくら天」(各5個110g)は、グループの鶏肉調達力を活かし、希少部位のささみ商品を一挙3品投入するもの。「ささみチーズカツ」はささみでなめらかなチーズソースを、「ささみ明太カツ」は、ささみで明太マヨネーズ風ソースを包んだ洋風カツ。「ささみおくら天」は、ささみでまるごと一本のおくらを巻き、衣にはアオサノリを加えた和風天ぷら。以上3品は日本ハム惣菜北海道工場製造。

また、「天つゆ鶏天」(6個114g)は、国産鶏のむね肉を使用した鶏天に、工場で出汁をとった一番だしがふんわり香る自家製天つゆをつけたもの。製造は日本ハム惣菜宮崎工場。なお、「ささみおくら天」と合わせ、同社が天ぷら商品を発売するのは初めてとなる。

以上4品は弁当と食卓双方の需要を狙ったハイブリッド商品で、パッケージ写真には弁当でなく食卓の写真を使用している。また、電子レンジのほか自然解凍にも対応する。

「ベーコンポテト巻&鶏肉野菜巻」(2種×3個96g)は、2種類のおかずアソート。従来品の豚肉野菜巻を、にんじん・いんげんの2種類の野菜をてりやきチキンで巻いた鶏肉野菜巻へ改めた。電子レンジ調理。製造工場は中国の協力工場。

「炭火焼きポークスティック」(6個96g)は製造する南日本ハムのソーセージ製造技術を活かし、他社にないプリップリ食感を実現したバーベキューソース味の炭火焼ポークスティック。日本ハムらしい商品として、プレゼンでの評価も高いという。電子レンジ調理。

「鉄板焼きハンバーグ」(275g)は、ミニハンバーグながらレストランと同様な焼き方でふっくらジューシーに仕上げたハンバーグ。ハンバーグでは珍しいボリュームパックで、唐揚げのボリュームパックと同レベルの価格を想定する。また、自然解凍対応で食卓でも弁当でも便利に使えるのも特長。製造工場は日本ハム食品関東プラント。