久世、秋の総合展示会 外食の原点「美味しさの追求」 女性目線でPBの簡単アレンジ

久世は8~9日、池袋サンシャインシティ文化会館(東京都豊島区)で秋冬向け総合展示会を開いている。今回のテーマは「美味しさの追求」。外食の原点である“美味しさ”を生鮮3品や加工食品の素材、メニュー提案による調理方法、産地や栽培方法などの情報–と多面的にとらえて提案した。特にPBやメニュー提案コーナーでは、試食から即、サンプル注文という様子が多く見られた。2日間で4,500人の来場を見込む。

今回は出展社193社、252小間で展開する。展示アイテム数は4,556品。入場して順路を回ると、久世エリアの18コーナー、全メーカーブースを巡回するレイアウトになっている。

久世エリアは生鮮3品から始まり、ハラル食材、地域食材、資材・厨房機器、グループ製造業のキスコフーズ、ハロウィンの総合提案、PB商材、メニュー提案–の各ブースを展開した。

生鮮3品の提案には引き続き注力している。水産ブースでは子会社で築地の水産仲卸である旭水産のプロの目利きで厳選した鮮魚を中心に、畜産ブースでは品種やエサ、飼育方法などに特徴がある銘柄肉を中心に、それぞれ紹介。農産ブースでは旬の野菜や米を紹介した。

ハイクオリティブースではエゾシカやフランス産の鴨、生ハムなどを紹介した。冷凍食品もイタリア商材として、冷凍グルメフリットを紹介した。日本初上陸となるという。

フィオラバンティ社の商品でライスコロッケ「アランチーニ」、オリーブに白身魚を詰めた「白身魚とオリーブのフリット」、ズッキーニの花にモッツァレラとアンチョビを詰めた「花ズッキーニのフリット」など、イタリアの伝統料理だという。

地産品として高知県と長野県のブースを設けた。高知ブースでは「わら焼きたたき」などを紹介、長野ブースでは日穀製粉のそば粉のガレットミックス粉や冷凍食品「冷凍そばガレット」「冷凍そばクレープ」を提案した。

メニュー提案としては「久世女性社員が選ぶ いま、食べたいメニュー」として、久世PBの簡単アレンジメニューを紹介した。同社女性社員を対象に試食会を重ね、徹底した女性目線で開発したメニューを8品そろえた。

冷凍「クックソース大葉」など冷凍素材を活用した「雑穀とサーモンのタルタル 大葉クリームチーズ」や「煮込み用ポーク」をアレンジした2品「カチカチ豚バラ肉のソテー ハーブ香るラヴィゴットソース」「豚バラ肉のバジルパン粉焼き」、デザートPBのドルチェーゼの冷凍「スポンジシート(スライス)」を使った「大人のティラミス ブランデーの香り」–など、来場者の関心を集めた。

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