第3四半期にピザ・グラタンを強化、春の棚替えで扱い店舗率伸長を-マルハニチロ・アクリ事業部川村事業部長
マルハニチロのアクリ事業は一部既報のように15年度第2四半期の売上高は80億円、前年同期に対し34億円好転、営業利益は△7億円だが、5億円改善した。15年度通期見通しは売上高188億円(前期実績117億円)、下期の営業利益はほぼ0億円で、通期ベースでは上期の△7~8億円と同水準の着地となりそうだ。同事は着実に回復しつつある。
アクリ事業の下期以降の展開について、同社冷凍食品ユニットの川村匡介事業部長(=写真)は、「第3四半期は最大ボリュームの時期。売上予算達成を目指す。ピザは11~12月販促強化し、ハーフ&ハーフピザやグラタンを含め冬場のアクリメッセージを届ける。来春の棚替え時期に合わせた新商品の提案で、扱い店舗率を大幅に伸ばす。来春の春棚が一つの勝負時期。また、売場に商品を戻すには販促費も必要。配荷を上げ、回転率を良くして、群馬工場と夕張工場をしっかり稼働させ、利益改善につなげたい。来期は黒字化を目指す。黒字化への環境は来春までに整える」と述べている。
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