コンセプトは「ニッポンの“おいしい”を支えたい」/ニチレイフーズ福本業務用事業部長

ニチレイフーズの福本雅志執行役員業務用事業部長は、新商品の発表に合わせ市場環境変化と商品コンセプトを次のように説明した。

「マーケットは堅調な推移にある。景気回復の中、少子高齢化、世帯様式の変化もあり、食の外部化は益々進み、当社の業務用事業部が発足して3年近くになるが、マーケット環境はこれまでの中で最も良い状況にある。惣菜市場はGMs、sM、CVsどの業態も好調、sMの惣菜カテゴリーは伸び率が最も高く、外食も居酒屋を除く全業態で前年を上回り、FFも夏以降回復。外食主要32社の実績は、客数減は継続課題だが、夏場以降売上高は前年を超え、価値アップ、単価アップ施策が奏功している。

15年の消費動向は増税を機に節約志向にあるが、調理食品、一般外食、食料品は高い伸びにあり、食への消費は『価格』から『価値』へ購買意識が変化し、『価値重視型』支出が定着している。世帯様式変化による様々なライフコースやインバウンド需要により多様化する『食』と『栄養バランス』の追求がいずれの業態でも重要な課題。生活者のニーズはValuable、Healthyにあり、ユーザーの課題はバリュー(価値)、生産性(効率)、商品ラインの3つのアップにある。その価値ある商品と的確なサービスをニチレイフーズが繋ぐ」。

–全文は本紙にてお読みいただけます。