イートアンド、春季新商品は“大阪王将らしさ”追求し7品発売

イートアンドは、「大阪王将」ブランドで展開する家庭用冷凍食品の新商品7品、リニューアル品3品を2月末より、全国で発売する。15日、仲田浩康専務らが出席し、都内でメディア試食会を開催した。

16年春夏のコンセプトは「食卓本格派宣言~大阪王将が食卓をもっと豊かにします~」とした。商品企画部食品商品開発グループの藤田貴博マネジャーは「冷食市場で各社が個食や健康志向等、コンセプトを明確にし商品を投じている中、当社はまず“大阪王将”ブランドらしさ(こってり、中華の王道等)を前面に出し、その“らしさ”を外さない中で、個食や健康志向等にも取り組もうと考えた」など説明した。

新商品のうち「大阪王将 お父さんの餃子」(12粒204g※以下価格はすべてオープン=写真)は、同社の女性開発プロジェクト「DIP」が開発に携わった商品で、「働くお父さんを応援する健康サポート餃子」がコンセプト。「何をだれにお届けするか、という中、餃子をお父さんに、ビール片手に楽しんでもらうという、女性たちの発想で開発された」(藤田マネジャー)。サプリ等でも知られるしじみに多く含まれるアミノ酸「オルニチン」をしじみ1,500個分配合。オルニチンは、肝臓の解毒作用、基礎代謝アップなどの健康効果を持つとされる。また、餃子に含まれるにんにくの香り成分「アリシン」が豚肉のビタミンB1吸収やオルニチンの働きをサポートし、“お父さん”の元気をサポートする。

味覚面では、ビールに合うよう、ニラ・にんにく・唐辛子が効いた旨辛仕立てとし、パッケージにはビールジョッキの写真も入る。なお、6月の父の日の商戦に向けてもアピールしたいという。

水餃子では「大阪王将 梅だれ付ぷるもち水餃子」(ぎょうざ10粒180g、たれ8g×2)を新発売するとともに、「同 ぷるもち水餃子(国内製造)」(15粒270g)をリニューアル。同社によれば、水餃子のトップシーズンは秋冬ながら、伸長率では10~3月が2%増、4~9月では20%以上増と、春夏の需要が急伸しているという。そこで、春夏の需要開拓のたま、さっぱりとした梅ダレに豆乳を加えて、さっぱり食べやすい水餃子を発売。豆乳+梅で、さっぱりしながらも後味はまろやかで、また、「ハイブリッドフード」のトレンドも意識したという。

リニューアルする「ぷるもち水餃子」は、皮をさらに美味しく感じるよう、生姜や調味料を増やし、味・コクをより感じるよう具材を見直した。