プリマハム、「牛肉とれんこんの旨辛だれ」中高年のおかず市場も狙う
プリマハムは、市販冷食の春の新商品2品を3月1日に発売する。4日、東京品川区東大井の同社大井町事業所で石井晃加工食品事業本部事業統括室長代理兼商品企画部長(=写真)らが出席し、2016年プリマハム新商品発表会を行った。1月中旬から2月中旬に同事業所など、各営業所で得意先と個別に商談を行っているもの。加工食品の新商品は、新商品8、リニューアル9、合計17商品で、うち市販冷食が2品となる。
「まいにちまんぞくおべんとう 牛肉とれんこんの旨辛だれ」(3トレイ・93g/340円)は、弁当のみでなく、ほかおかずとしての市場も狙った商品。パッケージ写真も弁当ではなく、食卓で供する写真を使っている。1枚1枚焼き上げた牛肉とれんこんを、特製のピリ辛だれで仕上げた。甘辛く濃い味付けたれで、ごはんとの相性がよい。
商品説明した筒井光章商品部商品企画課長は「当社の市販冷食での主力は『まいにちまんぞくおべんとう 豚カルビ焼肉』で、中高生の弁当用として長年リピートしてもらっている。今回、同じ包装形態(3トレー入り)で敢えて弁当イメージではなく、おかず提案として発売する。冷凍食品では、中高年・大人の方がお弁当以外に主食、小鉢のおかずと広がっているので、おかずの一品として提案したい。味付けも醤油ベースの和風味、また肉だけでなくレンコンと合わせることで、年齢の高い方でも抵抗感の少ない、おかず提案として発売する。おかず提案としては『いつものおかず ビーフサイコロステーキ』があり、昨年『同 豚のしょうが焼き』を出したが、容量が多くパッケージが大きく、500円を超える価格で提案、肉を厚くし流通の評価が高かったが、売価的に高価で厳しい面もあった。今回はあえて『豚カルビ焼肉』と同じく、340円という価格で提案し、おかず提案ではあるが、より買いやすい価格帯となることを意図した。また、れんこんのシャキッとした食感が残っていると評判がよい。冷凍食品の野菜はどうしてもクタっとしてしまうことが多いが、れんこんは食感が残り、牛肉との相性もよい。牛肉の原料価格が落ち着いてきたこともあり、牛肉使用のおかずとして打ち出す」と説明した。
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