ローソン、冷食の品ぞろえ大幅増へ 主食を拡充、アルミ具付き麺もPB化
ローソンはCVs店舗の冷食売場スペースを拡大し、冷凍食品の品ぞろえを大幅に増やす。これまで30~40品の品ぞろえだったが、大幅に増やし80品弱にする。特にパスタや米飯など主食メニューに注力、これまでNBを導入していたカテゴリーもPBで展開する。6月末までに冷凍ケースなど店舗の体制を整える計画だ。
ローソンが23日に開いた「2016年度商品戦略説明会」で明らかにした。商品戦略として①生活支援強化②CVsコア③健康商品–の3点をテーマに掲げる。
生活支援強化としてはsMの代替ニーズにこたえる商品を拡充する。競合CVs大手との日販ギャップが夕方~夜の時間帯にあることから特に、夕方~夜の攻略を図る。
設備面ではチルドオープンケースを増設し日配デリカを強化、常温陳列棚も1段分高くして品ぞろえを2割弱増やし2,700SKUにする。冷凍ケースも平台を導入してアイスを販売、リーチインケースは冷食専用に利用する方針だ。
冷食の品揃えは個食・即食、差別化の視点から、販売の核となっている主食系のメニューに注力する。展示商品としてはカルボナーラ、ナポリタンなどパスタの基本メニューやちゃんぽん、炒飯やドライカレーなど大盛サイズの米飯が紹介された。アルミ容器入りの具付き麺もPB化に踏み切っている。今後、ローソンの取扱い商品はすべてPBとなる模様だ。
惣菜はこれまでスタンドパック中心だったが、3月からトレー入り惣菜を展開する。アンガス牛を使用したハンバーグや和惣菜など夕方向け惣菜を10品品揃えし、陳列を1段増やす。化学調味料不使用や出汁にこだわるなどして、差別化を図る。カット野菜もPB「ローソンセレクト」ブランドにしてプロモーションをかけるなど販売を強化する。
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