ジーケーエス、本多、大和商会、大協食品の4社が「翌檜」設立
業務用食品卸のジーケーエス(岐阜市、星屋正史社長)、大和商会(大阪府堺市、田中耕太郎社長)、大協食品(川崎市、松波達治社長)、本多(広島県福山市、中本靖司社長)の4社は8日、大阪市で記者会見を行った。4社は昨年10月1月に共同出資会社の翌檜(あすなろ)と、翌檜(あすなろ)会を設立した。事業年度としての正式なスタートは4月1日からで、共同で商品開発、仕入れ、販売を行う。4社はともに直販を主体としており、これを武器に、生き残りを図る。
翌檜の社長には、中本・本多社長が就いた。本社は本多内に置いた。中本社長は設立の経緯について、「我々は日給連の元会長、事業委員長、副委員長だった。親しい者同士、業界で勝ち組として生き残るにはどうすればいいかを数年前から議論し、同じ思いのもと今回の設立に至った」と述べた。その上で、「4社に共通しているのは直販にこだわった会社であること。売上高は4社計で約200億円強になる。直販を武器に戦う」とし、直販という強みを示した。初年度売上は7億円を見込み、2、3年で20億円を目指す。
中本社長は、社是「明日は檜になろう」、経営理念「楽しく、面白く、わくわくしながら仕事をし、その実績を持って信頼を得よう」のほか、経営方針と行動指針を紹介した。
翌檜の上野秋芳副会長(ジーケーエス会長)は「4社で人員は約500人、車両は2t車200台、取引先2万軒くらい。これを基盤にがんばりたい」と述べた。
その他の役員は、星屋・ジーケーエス社長、田中・大和商会社長、松波・大協食品社長の3氏が取締役に就いた。資本金は600万円で、4社均等とした。決算期は3月期。
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