ヤヨイサンフーズ、15年度0.9%減363億円、今期目標6%増386億円

ヤヨイサンフーズの黒本聡社長(4月1日付就任)は9日記者会見し、15年度事業総括と16年度事業の方向性を語った。

同社の15年度業績は、売上高が前期比0.9%減363億円、営業利益は旧ヤヨイ食品と旧ニチロサンフーズの統合初年度の14年度比では倍増したが、予算には未達だった。売上高はCVsルートで15億円の売上減があり、厳しかった。

カテゴリー別の動向は、ハムカツが旧ニチロサンフーズ時の倍増を達成し好調、エビカツ27%増、餃子12%増、丼の具12%増、煮魚9%増、ハンバーグ5%増、「ソフリ」21%増と好調。一方、パスタ4%減、オムライス、グラタンは前期を下回り、ポテトコロッケ、クリームコロッケ、メンチカツはCVsルートの販売減の影響が大きかった。

市場別には中食がCVsルートの影響で前期割れ、外食、給食は5%近い伸長。量販店惣菜は5.6%増、ベーカリー、宅配ルートも好調。病院給食は高い伸びが継続した。

黒本社長は15年度事業について、「統合2年目として、営業、生産、経営管理、品質保証等でシナジー効果を発揮する活動をさらに進めた」と述べた。

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