「冷凍食品の日」イベントに北斗晶さん登場、「べんりとおいしいのその先へ 冷凍食品」をテーマに開催/日本冷凍食品協会
「冷凍食品の日」イベントの様子、左から大櫛顕也日本冷凍食品協会長、タレントの北斗晶さん、冷凍食品アンバサダーの三國清三シェフ
日本冷凍食品協会は10月17日に、10月18日の「冷凍食品の日」を記念した消費者PRイベント「10月18日は『冷凍食品の日』~べんりとおいしいのその先へ 冷凍食品~」を東京都中央区のロイヤルパークホテルで開催し、一般消費者から公募した招待客132人が参加した。
同協会では、広報事業の一環として同様のイベントを毎年開催している。今年は着席制ながら招待客数を昨年の80人から増やして開催した。
今回も前年に引き続きスローガン「べんりとおいしいのその先へ 冷凍食品」をテーマとし、元女子プロレスラーでタレントの北斗晶さんをゲストに迎えての開催となった。
第一部では、北斗さんと洋食料理家で冷凍食品アンバサダーも務める三國清三シェフ、大櫛顕也会長(ニチレイ社長)によるトークセッションを展開。
北斗さんは、夫でプロレスラーの佐々木健介さんと、夫婦タレントとしてテレビのみならずユーチューバーとしても活躍。私生活では息子2人の母として子育てをしてきた。料理番組で活躍するなど料理も得意とする。
冷凍食品について北斗さんは「手抜きではなく手間抜き。仕事から帰って何品も作るのは難しく、メインの1品は考えられてもサブのメニューに手が回らない。そういうときにストックがあるとすぐ作れる」と話し、冷凍食品ではうどん、シーフードミックス、野菜、餃子、炒飯などを常備して活用しているという。
また、北斗さんが壇上で冷凍食品のハンバーグ、ブロッコリー、かぼちゃ、大根おろしを活用し、生鮮野菜も加えたオリジナルレシピ「季節のおろし照り焼きあんかけハンバーグ」を調理。その手際の良さに三國シェフも驚いていた。
第二部では、ロイヤルパークホテルのシェフが考案した、冷凍食品の特徴を活かしたアレンジメニューのコース料理を、来場者に着席形式で提供した。
開催にあたってあいさつした大櫛会長は、要旨次のように話した。
〈大櫛会長あいさつ〉
この2年半、コロナ禍で皆さんの生活も変化し、家で食事をする機会が増える中、冷凍食品は豊富な種類があり、朝昼晩、主菜・副菜・主食のほか料理素材、そしてデザートとして幅広くご活用いただけたと思う。また、最近は健康に配慮した商品、ワンプレートの商品など、さまざまなタイプの商品が増え、テレビ、雑誌、SNS などでも取り上げられる機会が増えている。当協会としても、こうした冷凍食品の進化を知ってもらう活動を行っていく。
人生100年時代と言われる中、豊かな生活には健康が第一で、睡眠、適度な運動、バランスの良い食事が大切だと言われる。冷凍食品は幅広い商品があり、組み合わせることでバランスの良い食事を簡単に提供でき、またひと手間・工夫を加えることでメニューに幅を持たせられる。今回は皆さんに冷凍食品の魅力を知っていただき、これからの食生活のパートナーとして、より活用していただきたい。
〈大櫛会長「業務用はインバウンド回復にも期待、家庭用は多様化も」〉
イベント第一部終了後、大櫛会長が記者団の取材に応じた。
イベントについて「コロナ禍の影響で2020年の“冷凍食品100周年”は活動ができず、昨年からは立食から着席へ、形を変えて実施している。コロナ禍は社会に大きな負の影響を与えたが、冷食にとっては、今まで使っていなかった人にも良さを知ってもらう機会になり、メーカー各社もさまざまなタイプの商品を出すことになった。イベントは今後、形を変えるとしても引き続き実施し、冷食啓蒙の機会としたい」など話した。
また、足元の市場については「細かなデータはまだ手元にないが、(コロナ禍が一段落し)外食市場が回復傾向にあり、前年比では上回っているが、コロナ前からすればまだ9割ほどか。また、外食以外の業務用も伸びている。今後円安もあってインバウンド需要が戻ることで、ホテル関連などのニーズが拡大していくと見ている」「家庭用は特需が収まるとしても、個食、キット、健康志向品、介護向けなど各社が開発し、家庭用・業務用の境目がない商品も増えている。生活者のさまざまなニーズへの対応で伸びていくのではないか」など話した。
〈冷食日報2022年10月18日付〉