ニチレイフーズ、冷食市場で未開拓だった冷やし中華を商品化
ニチレイフーズは電子レンジ調理だけで冷たい麺メニューが出来上がる新製法を開発し、これまで冷食市場においては未開拓だった冷やし中華を商品化した。
商品特長は〈1〉冷たく仕上がる技術〈2〉コシのある自家製麺〈3〉具材感を演出する2段トレー―の3点。
冷たく仕上がる技術には、氷がマイクロ波の影響を受けにくいという特性を利用している。
トレーに入った冷凍中華麺は冷やし中華に最適な原料配合を追求した。麺の上には氷を散らし、具材は取り外し可能な2段トレーにセットしている。
調理は別添のたれを取り出して、麺と具材をレンジで2分50秒(600W)加熱。溶け残った氷と冷たいたれを麺に混ぜ合わせることで、冷たく仕上がる。最後に自家製煮豚、錦糸卵、きざみオクラ、紅ショウガの4種具材を盛り付けて完成する。
冷食市場では個食麺の伸長が著しい。同社も山形工場に製麺ラインを設置して、冷食ならではの付加価値を加えて、個食冷凍麺市場に参入した。
〈食品産業新聞 2022年12月5日付より〉