マッスルデリ、プロテインCafe「プロマール」で商品販売、試食会で「デミグラスハンバーグ&チキンセット」など提供
冷凍宅配弁当などを手掛けるMuscle Deli(マッスルデリ、東京都渋谷区、西川真梨子社長)は、プロテインCafe「プロマール」(東京都港区)で商品の提供を行う。「プロマール」は、健康食品の企画開発などを行うREDAS社(東京都港区、大丸裕介社長)が7月3日にオープンする店舗。
実際に商品を食べてもらい、その後の定期購入などにつなげたい考えだ。マッスルデリで商品開発などに携わる、執行役員の山岡大介氏は「リアルな場を通じて、当社のメニューが美味しいことを知って欲しい」と語った。
プロテインCafe「プロマール」は、「高タンパク・低脂質・低糖質」をコンセプトとする。提供を予定しているメニューは糖質ゼロのビールや、9種類のアミノ酸を摂れるサワーなどに加え、タンパク質などをバランスよく摂取できる宅配弁当など。
食事メニューは1000円ほどで、「実際に弁当を頼んだ際にかかる1食当たりの商品と送料の値段分と同じぐらい」(REDAS、大丸社長)に料金を設定したという。来店者の想定はトレーニングに関心の強い人で、体に気を使ったメニューを楽しめるだけでなく、イベントなどを通じて交流できる場を目指している。REDAS社の大丸社長は「新たなつながりが作れる場としても活用して欲しい」と語る。
マッスルデリではコロナ禍に会員数が急増し、「コロナ以前の倍以上」(山岡氏)になったようだ。最近では徐々に需要が落ち着いてきたため、リアルイベントを通じて新たな利用者の開拓を目指す。山岡氏は「店舗への卸売りのような形で今回は一緒に取り組ませていただく。トレーニングに携わる方や関心を持っている方に試してもらえたら」と話した。
6月19日・20日にはトレーニングジムのパーソナルトレーナーや、ヨガインストラクターらを招き、試食会を実施した。マッスルデリで最も人気の「デミグラスハンバーグ&チキンセット」や、「赤魚の西京焼き」、「イタリアンチキンステーキ」などが振る舞われた。参加者からは「低糖質や高たんぱくといったメニューはそこまで美味しくないものもあるが、これは味付けもしっかりしていて美味しい」などの声が上がった。
なお、マッスルデリは2017年に日本初の「トレーニング専用フード宅配サービス」として開始し、販売を着実に広げてきた。現在は宅配弁当の「Muscle Deli」に加え、高タンパクでヘルシーな食事をケータリングやオードブル、弁当で提供する 「マッスルケータリング」、利用者それぞれの目的や好みに合わせた食事を届けるカスタムミール事業「YOUR MEAL」などを行っている。
〈冷食日報2023年6月20日付〉