味の素冷凍食品、「冷凍餃子が張り付くフライパン」募集に想定超える反応、2000個を超えるフライパン届く

味の素冷凍食品公式Twitterに掲載された、届いたフライパンの写真
味の素冷凍食品公式Twitterに掲載された、届いたフライパンの写真

味の素冷凍食品はこのほど、ギョーザをきれいに焼けないフライパンの受け付けを終了した。

個人のSNS投稿を契機に、最適な調理条件を研究するため、味の素冷凍食品の冷凍餃子が張り付いてしまうフライパンを持っている人に、そのフライパンの提供を求めていた。当初は6月30日を受付期限としていたが、想定以上の数のフライパンが届いたため受付期限を切り上げることになった。届いたフライパンは2000個を超えるという。

5月11日~13日にかけてTwitterで一般の投稿者が、自宅で味の素冷凍食品の生姜ギョーザを焼いたところフライパンにくっついたと写真投稿したことを契機に、ユーザー間で話題が盛り上がった。これに対して味の素冷凍食品が6月12日夜に、「フライパンを提供いただき、研究・開発に活用したい」と投稿したことが、反響を呼んだ。

6月16日、味の素冷凍食品は公式Twitterで「使い込んだフライパンでも綺麗に焼けるギョーザの検証に向けたお願い」として、冷凍餃子のフライパン張り付きに関する検証結果の報告とともに、冷凍餃子が張り付いてしまうフライパンの提供を呼び掛けた。

検証結果の報告では、フライパンには寿命があり、買い替えを検討してもらう必要があることを前提としたうえで、コーティングが剥がれたフライパンで調理をする場合は「大さじ1程度の油をひく」または「弱火で10分蒸し焼きする」のいずれかで張り付きが改善できることを確認したとしている。

他方、フライパンの募集はそのフライパンは返却しない代わりに冷凍餃子詰め合わせを送るとして呼びかけたが、週明けの6月19日朝の時点で1000個以上のフライパンが本社に届いたため、即座にTwitterに受付終了の投稿を行った。

届いたフライパンは研究所に送り、検証を行う。味の素冷凍食品は「製品を通して『感動』で『笑顔』をお届けするために、“永久改良”を続けてまいりますので、今後ともご愛顧いただきますようお願い申し上げます」とのメッセージで結んでいる。

〈冷食日報2023年6月28日付〉

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